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グアム旅行記2009 (5) 

◆5−1 マンゴーっぽい実を拾ってみる

さて、次の目的地へ向かって、リティディアンビーチを出発!
狭い上り坂を、ヤリスはすいすい登っていく。私の軽自動車ではこうはいくまい〜。

その途中で、何か実がいっぱい生ってる木を発見!!!<◎><◎>
見た目、ヤシの木を小さくしたような感じ。スッと伸びた幹の上に、傘状に広がる葉っぱ。
でも葉っぱはヤシとは全然違う感じ。イチジクの葉っぽい?
そしてその葉の付け根にたわわに実る何か…


「あれはひょっとしてマンゴーの木なんじゃないか!?」
すぐさま車をバック&停車。
って、実は今までの道中でも同じ木&実を何度も見かけたんだけど、どれも人んちの近くとか、深い藪の中から頭を出してるとかで、取りに行くのが不可能っぽかったんだけど、

ここなら!
誰もいないし!
道からすぐのところに生えてるし!

・・・・・。
マンゴー甘酸っぱくておいしいよね!
最近いろんな加工品を見かけるよね!
でもスーパーで買うと高いよね!

これって誰かが植えてるってわけでも無いだろうから、持ち帰っても誰にも文句は言われないよね!多分!

というわけで!
「確かマンゴーは、落ちてるやつが、熟して食べ頃だったはず」という姉の知識に基づき、ちょっとした茂みをずんずん踏み分けて木の根元を見る。
おお!いくつか実が転がってるぞ!
ちゃんと熟している風なのを拾い上げると・・・・・

ピンボケ&美しく無いので小さめ画像

うわあ裏側が腐ってやがる!!!!!
(ちょっとだけだけど)

遅すぎたんだ!!!


くさりかけの果実の独特の甘すぎるにおい(食べられるかどうかの判断に少し迷うくらいの)が、む〜んと漂う。周りには小バエが少々飛び交っている。
「ものは腐りかけがうまい」とは言え、どの程度までOKなのかわからないし、何かやばげだったので、結局持ち帰らず、そのまま木の根元に放り投げて返した。

なぎはらえー!!! 。⌒ヽ(゚ロ゚)ポイ

さあ小バエ達よ!たんとお食べ!!

しかしこの匂い、どうもマンゴーっぽく無い。たぶんマンゴーじゃない。じゃあきっとパパイヤだ。なんとなくそう思った。

その日ホテルに戻ってから、持参したミニノートPCをネットに繋いでパパイヤの画像を検索してみたら、やっぱりこれはパパイヤだった。きっとどこかで見た事あったんだな。
あーそれにしてもネットってホント便利〜(*´▽`*) ←中毒

◆5−2 グアムの西側を南下する

車は、両側に有刺鉄線フェンスが続く道を抜け、再び3号線へと右折する。
次の目的地は、グアムの南にある、「ナム滝自然公園」。
グアムの西側を、中央部をすっ飛ばして一気に南下する。リティディアンビーチからの距離はだいたい45kmくらい。所要時間は1時間ちょいくらいか。
時間があったらその辺の公園に立ち寄ってみる予定だったけど、別にどうしても立ち寄りたいポイントは無いし、時間節約ワ〜プ。

さて、車はどんどん南下し、1号線に入り、観光の中心地・賑やかなタモンにさしかかる。さすがにこの辺りは交通量が多い。
天気は、相変わらず残念な曇り。でもこの辺りを通過している時は、わりと日の光が射してた。「このまま晴れてくれー!」と念じる。(が、残念ながら天には届かなかった模様…(^^;))
そのまま市街地を通過。海中に建つフィッシュアイ・マリンパークの海中展望塔も通過し、やがてグアム南部に車で行く際の要注意ポイントにさしかかる。

その名も旅行者ホイホイ!!\(゚ロ゚)←今考えた。

ここは、南部へ観光ドライブに行く場合、1号線から2A号線へ左折「しなければならない」ポイントなんだけど、片側が4車線もあり、内右側2車線が直進専用なので、うっかりのんびり右側2車線を走っていると、曲がり損ねて直進してしまう事になるのだ。

そしてその200mくらい先には、米海軍アプラ基地の、決して通過できないゲートが立ちふさがってるって寸法だ!!!

うっかり直進しちゃったら、ゲート前にスムースインした後、門番に止められてそこでUターンする事になる(^^;)
その罠にひっかかる観光客多数らしい。やっぱゆっくりと一番右側の車線を走る人が多いだろうからな〜。
今回用心して手前から左側を走るようにしてたので、何とか無事クリアできたけど、罠にはまったらはまったで、ちょっと恥ずかしいけど面白そう( ̄ー ̄)
丁度信号が赤だったので、停車しつつゲートの様子を見る事ができたけど、数人の軍人系の人がいたように思う。
あえて何も考えずに真っ直ぐ突っ込んでって、ゲートソルジャーにソーリーソーリー言いまくるのも一つの手かと思いますぞ!(迷惑行為)
万が一銃を頭に突きつけられたとしても、過ぎ去ればそれもまた映画みたいな良き旅の思い出!!(無責任)

ま、まあ、このへん交通量も少ないし、信号もあるし、そんなに慌てるような場所では無かったと思う!

この「旅行者ホイホイ」の手前2kmくらいの所にも海軍のゲートがあり、その傍らに「ポラリスロケット」とやらのレプリカ(でかい)があるので、それを目印にしつつ通り過ぎたら左車線へ寄って行く…というのが良いみたいだけど、華麗に見逃した(^^;)
まあでも宇宙ロケットじゃないし〜ミサイルだし〜レプリカだし〜。どうしても見たいもんじゃないからいいや別に!
ガイドブックとかにはレプリカとか模型とかって書いてあるけど、要するに中身を抜いたガワ(外骨格?笑)なんじゃなかろうか?と思ったり。どうなんだろ?調べてもわからなかった。

ちなみにポラリスって北極星のこと。カコイイ!!
で、ポラリスロケットってどんなもんなんだろう?とちょっと調べてみたら、昔使われてた潜水艦発射弾道ミサイルですって。ああ〜なるほど海軍だもんね〜。潜水艦がいるもんね〜。
射程距離4,600kmで、核弾頭付けてたんですって。…ううむ、やはり名前以外何のロマンも魅力も感じないわ〜。名前がステキなだけに、おしい!

↑2002年にグアム行った時にセスナから見た潜水艦。船の横にくっついてる黒いやつがそう。両側にくっついてるらしい。(その時の模様はコチラからどうぞv)
ついでに、大陸間弾道ミサイルを搭載した原子力潜水艦を、ポラリス型と言うらしい。この写真のやつもそうなんだろうか?

そうこうしている間に後部座席ではオイ&メイがぐっすりおやすみはじめた!(笑)
朝がやや早かったからね〜。しっかり寝ときなYO!

◆5−3 ナム滝自然公園にどうにか辿り着く

さて、ナム滝自然公園の場所は、ヒジョ〜にわかりにくい!!
ネットで一生懸命場所を調べたんだけど、だいたいの位置しかわからなくて、見かけた情報には「わかりにくい場所にある。看板を頼りに進む。」とあり、でもどんな看板なのかがわからないので、ちゃんと探し出せるか、かなりドキドキした(^^;)
で、かなりウロウロした(^^;)(^^;)(^^;)
2Aから12号線へは問題無く左折できたんだけど、次の左折ポイントがサッパリわからぬ。
人んちの庭っぽい所に迷い込んでバックしたり、1つ手前の道で左折してしまって5号につきぬけて、そのままぐるっと元の場所へと一周したりした(^^;)

↑オレンジ色矢印のように進んで、かなり遠回りしてしまった…

で、「そろそろ1周して最初に通った場所に着いちゃうぞ〜」という頃に、後続車が来てて、こちらは道を探してノロノロ運転だった為、追い越してもらおうと思って、カーブの所にちょっとあったスペースに退いて停車。
後続車が過ぎ去った後、ちょっとバックする為に後方確認したら、そこに「Namo Falls Natural Park」と書かれた小さな看板があった!!!!!
凄い偶然!!!Σ(゚ロ゚)
ちょっと諦めムードが漂いかけていたので(笑)喜びもひとしお(笑)
看板は縦10cm、横30cmくらいで(小さい!)、緑地に白字だったように思う。交通標識チックなイメージ。わかりにくー。観光地の案内っぽくは無い。公共施設の案内みたいな感じ。

↑写真撮り忘れたので記憶スケッチ。たぶんだいぶ違う(^^;) 周りはうっそうとした感じの所だった。
その看板が示す狭くて急な坂道を下って行く。

途中の草むらに、茶色の鶏数匹と、ぶち模様のヒヨコ1匹を発見!!
急遽車内よりヒヨコ鑑賞会を開くv
 11:04
薄暗いのでブレる…!わかりにくいですが、羽のところがちょっとブチ模様。

親は普通に草むらをガサガサ歩き回ってるんだけど、ヒヨコにとっては草が身長よりずっと高かったりするので、ピョンピョン高く飛び跳ねながら、必死に親の後を追いかけていた。
あ〜〜〜、可愛い〜〜〜(*´▽`*)
 11:04

ほどなく、駐車場らしき場所(芝生)に到着!他には車は停まって無かったと思う。想定内!
 そこにあった看板

車を降りると、たくさんの鶏のざわめきが聞こえた。が、姿は見えない。
「ここで飼ってるのかな?園内にもいたりして?」と思ってワクワクしたが、結局園内で姿を見る事は無かった。 ここじゃなくて隣近所のお宅で飼ってるっぽい。(養鶏所があるのかな?)

ここって、あんまりガイドブックとかに載っていない。
宣伝戦略に問題があるのか、はたまた元々地元民優先な施設で、あまり観光客を宛てにしていないのか。(←グアムでは考えにくいかな?)
なぜここを目的地の1つに選んだのかというと、植物見るの好きだし、滝もあるっていうし、レンタカーでないとなかなか来れない場所だし、入場料そんなに高く無いし、「ココナッツ殻むき体験」とかもあるそうだし、それって子供喜びそうだし、なにより私が喜びそうだし( ̄ー ̄)

植物メインの観光施設だと他に、フルーツいっぱいの「ハマモトフルーツワールド」と、花いっぱいの「サンキョーガーデン」などがあるが(両方まだ行った事無い)、どちらもドライブコースの都合で時間的に合わなかったのと、グアムの中心部からそんなに遠く無くて送迎もあるっぽいので、また行くチャンスがあるっぽいと考え、今回は見送った。
ハマモトフルーツワールドは、園内結構広そうだし、園内をトラックで巡るツアーもあるし、各種体験もあるし、昼食バイキングもあるので、行くなら半日かけてじっくり見たいわ〜。

あ、このナム滝自然公園も、ツアーは一応あるみたいだけど、遠いから移動に時間がかかりそうだし、そこまでして行きたい所では無いような?言い方はアレだが、ついで寄り的な感じが今回のドライブコースにぴったりだった気がする。

さて、いよいよ園内へゴー!
入り口らしき場所に小屋があり、そこに1人いた白髪のおばあさんが受付係。入場料は1人5ドルで6歳以下は無料。
おばあさんは日本語は話せず、英語の単語と身振りとで簡単に園内の遊歩道の説明をしてくれる(ライト!レフト!とか。)
一応その辺も調べてあったのでだいたい理解できたけど、まあわからなくてもそんなに広く無いので迷う事は無さそう。途中で分岐があるけど、同じ所につくし。
「足元が滑りやすいから気をつけて」とも言われた。実際、うっすら苔が生えてて雨に濡れた道は、なかなかにつるつるで、何度か「うおっ!」となった。階段なんかも、念の為錆びた手すりにしっかりつかまって歩いた。
つまりそれって、あんまり人が通らないって事よね?または手入れが行き届いていないとも言う?(笑)
しかし私は人でごったがえす有名観光地よりも、こういった秘境めいた所が好きだ!!

園内は、沢山の南国の植物がのびのびと生えていた。

でかい葉っぱ、いかにも南国風のカラフルで奇抜な姿の花々、いろんな色や形の実。 面白い!
「きれい!」と「なんじゃこりゃ」がいっぱい!

宝探しをするように多種多様な植物を眺めながら、道沿いに左へ階段を下ると、そこにメインのナム滝があった。
 11:15
思わず
「うわー!きれ−−−!!!!」
と声が出るような規模では無い小ぶりな滝だが(オイ)、南国の植物に囲まれたその様子は、なかなかに秘境感が漂っていて、絵になって綺麗だった。とてもジャングルっぽい!
(日が射してたらまた鮮やかな感じなんだろうな〜…orz)

川に15cmくらいの魚を発見。けっこうたくさんいた。

◆5−4 ハチとの遭遇

その川の水は冷たいのか?ぬるいのか?手を突っ込んでみようと思って下まで階段を降りて行ったら、1匹のでかい蜂がぶんぶん飛んで来て威嚇してきた(ように見えた)ので、刺されては一大事と、早々に逃げるように去る。 君子危うきに近寄らず。君子じゃないけど。今日は運転手だしね〜。

思うんだけど、蜂対策として殺虫スプレーを持ってきて、こういう時に噴きつけるというのは、マナーに反するんだろうか。自衛の為なら構わないんだろうか。
今までに、山道とかで何度かスズメ蜂っぽいのが寄ってきて怖い思いをした事があって、その度に何の備えも無い無力な自分に不安を覚えたので。(幸運な事に、刺された事はまだ無い。)
その時の私にできる事はと言えば、「私は木。私は木。」と念じながら固まって、じりじり後ずさりするか、ヤツどこかへ去るのを待つのみ(笑)先へ進むのはやめて引き返した事も何度かある。何かくやしい。(虫の命を奪ってまで行く所なのか?と考えると、それも疑問だけど…。)

でも殺虫剤は私的には好きでは無い。薬剤がそこいらに中に噴霧されるから、他の生き物にも影響が出るだろうし…。どれくらい残留するもんなんだろう?
(ちょっと調べてみたら、市販の殺虫スプレーのメイン成分であるピレスロイドは、残留期間が数日程度らしい。それが自然環境にとって短いのか長いのかは、よくわからない。)
あー何か良い方法は無いんだろうか。たとえば環境に無害な何かで蜂を気絶させるようなものとか?
電気ラケットとかいいかもしれないが、私ってなかなかどんくさいし、特に球技はサッパリだめなので、当てるの難しそう。何度も空振りしているうちに蜂が興奮して攻撃的になってきて、その騒ぎを聞きつけて蜂の仲間が寄ってきそう。おおこわいこわい。←スズメバチは攻撃する際に毒液を撒き散らし、それは仲間を呼ぶ警報フェロモンも兼ねてるので、次々仲間が集まってくるらしい!殺るとしたら一撃必殺&すぐ現場を離れないといけないな!蜂の様に刺し、蝶のように舞う!!…難しそう(^^;)

あ、蜂が嫌がる匂いのものをつけていくとかどうだろう?しかしそんなのあるんだろうか?←調べてみたが、見つけられなかった。

蚊取り線香も多少の忌避効果があるらしいけど、それをぶら下げて行くのも、殺虫剤をまきちらすのと大差無いよな。そのわりに効果薄そうな感じするし。

あ、冷気で殺すフマキラーの「瞬間凍殺ジェット 飛ぶ虫用」なら、薬剤じゃないからOKじゃないか?今のとこの最有力候補。携帯用の小さいの、販売してくれないだろうか。(海外には持って行けないだろうけど(^^;))

まあ、むやみやたらに虫を殺す事自体、いかがなものかとは思う。蜂だって生き物だ。仲良くケンカせねば。
しかしやはり無防備なのは何とかしたいところ。
そもそも蜂が出るような所へ行くなという事なんだろうか。
でも出る時は街中にも出るしなー。
隣のおばさん最近刺されてたしなー。
葛藤。

ちなみに蜂って、殺虫スプレーで凄くあっけなく死ぬ。それはもう、マンガかゲームみたいにぽとぽと落ちて死ぬ。
なぜそれを知っているのかというと、前に会社の壁にスズメバチが巣を作った事があり(ひょっとしたらアシナガバチだったかも?)、まだ巣は小さかったんだけど被害が出る前に(誰もしようとしないので仕方なく私が)駆除する事になり、ネットで調べたら上記のような情報があったので、ゴキブリ用殺虫スプレー(ゴキジェット)を噴きつけてみたら、ものの見事にボトボトーっと落ちて一発KOだったからだ。いつまでもしぶとくうごめくGとは大違いだ。
そのあっけなさっぷりといったら、さながらご老公一行にこらしめられる悪役浪人の皆様… いや、もっとひどい感じで、
「丸腰で無抵抗な市民に銃を発砲するだなんて!!この人でなし!!!」
と何者かが脳内でささやくほどの圧勝ぶりで、なけなしの良心が激しくさいなまれたものだ。
「私は人として間違った事をしているんじゃないのか!?蜂だって頑張って生きているんだぞ?!ここに巣を作ったのだって、たまたまなんだ!わざとじゃない!まだ何か被害が出たわけじゃないし、ひょっとしたらこのまま一生何事も起きなかったかもしれないんだぞ!?共存できたかもしれないんだ!それなのにこんな、一方的に皆殺しするだなんて!!もっと他に選べる道があったんじゃないのか!?まずは平和的な話し合いを!双方が納得できる話し合いの場を!!!」
という感じに。まあとにかく後味がすこぶる悪かった。

というわけで今回は、蜂に対して敵前逃亡というか、非武装宣言というか、まあ触らぬ神に祟り無しとしておいて、再び階段を上って遊歩道を進む。

◆5−5 ナム滝自然公園をぶらぶら

遊歩道から、滝の上の部分が見えた。そこはガイド本なんかでは「滝の上は天然のプールになっていて、自由に泳ぐ事ができる」となっていて、「天然!プール!なんかステキ!!」って思ってたんだけど…
…何か汚い感じだぞー!
「プール」って言うより、「溜まり水」という表現がぴったり来るような…底に葉っぱとかいっぱい沈んでるし…(写真撮り忘れたー)
何か非常事態…たとえば服に火がついたとかじゃないと、飛び込みたく無い感じの色合い(^^;)
でもジャングルの川ってこんなものかもなーとも思った。
タロフォフォ川のクルーズツアーに行った時も、こんな感じのにごり水だったし。
↑こういうジャングル系の土壌って、わりと薄っぺらで、雨で土が流されやすいんですって。

後は、植物にすっかり侵食された日本風の石灯籠とか、
 ジャングル&石灯籠のミスマッチさよ…。そう言えばちょっとした竹林もあった。

赤ちゃんくらいのサイズのでこぼこした実とか、
 Biggest!! なんぞこれ!!

切ると星型になるスターフルーツが落ちてるのとかを見た。
 かわいい…☆

さらに進むと、やがてちょっとした広場に出た。
きっとここでココナッツ皮むき体験とかするんだろうな〜という感じの。
しかし残念ながら、現在ここでそのようなイベントが催されているような気配は、全く無い。
かつてはしっかりしていただろう小屋や、日よけ棚(綺麗な薄紫の花を咲かせる蔓がからんでいる)の木の柱とかも、古びて朽ちかけ、そこかしこに植物が自由にからみつき、大げさに言えば、ジャングルの廃墟風。随分使われていない様子。
 朽ちかけた建築物を覆っていくグリーン&フラワー

勝手に想像するに、オープンしてからの運営があまりうまくいってなく、資金難からいろんな管理が省かれて行ったんじゃなかろうか…?

 だが、それがいい。

この自然の遠慮無い逞しさというかずうずうしさというか、企画運営の難しさというか(オイ)そういうものが感じられてなかなか良い。きっちり整い過ぎている所よりはずっと面白くて好きだ。
そう、まるで偶然遺跡か史跡に出くわしたかのようなロマンが!!!(やや言いすぎ)

しかし「ココナッツ殻むき体験」ができないのはちと残念だった。どう聞けばいいのかよくわからなかった。英語よくわからんし。入り口でこちらから申し込まないといけないのか、定時毎なのか、はたまた団体ツアー客専門イベントなのか。
でも何となく、聞いたら「今はやっていない」という返事が来そうな気配…。
…。
…やっぱり聞いてみた方がよかったかなーと、今ちょっと後悔。ココナッツ剥いてみたかった…!
もっと筆談とかがんばらなきゃだ!旅の恥はかきすてだぜイエー!!

ブラブラ歩きながらその辺の写真を撮りまくっていたら、白黒の猫と遭遇〜v あーかわいいかわいいv
こちらの猫は、みんなわりと小柄で細くてワイルドな体形。ザ・外猫という感じ。
ひょっとして、可愛がられてでかくて丸々した猫は、家の中にいるから出会わないだけかも。
写真撮ったけど、曇り空&暗い所だったので全部ブレた。非常に残念。
←無理やり加工しまくり
あと、あんまりフレンドリーじゃなくて、サササーッと逃げて行ってしまった。あ〜待って〜撫でさせて〜!

その猫も、トカゲを食べてた。カモフラージュにと切り落とされたトカゲのシッポが、少し離れた所でむなしく動いていた。猫、どっちが本体かちゃんとわかってるんだろうか。あと、しっぽは食べないの?ひょっとしてまずいの?

ちなみに最近知った事だけど、ヤモリはしっぽ切り離し作戦で無事逃げ延びた場合、後で自分のしっぽを食べに戻るんだそうな(笑)貴重なタンパク源らしい。何か面白い。トカゲはどうなんだろう。
そうそう、ヤモリのしっぽは、切り離された後もかなりテクニカルな動きを見せるらしい。最大で30分くらい。
というか、実はヤモリがしっぽを切るという事も、この時知った。時々家の中に迷い来んでくるヤモリを、外に出してやろうと追いかける時があるけど(凄く素早い&華麗なジャンプを見せてくれる)、気をつけないとびっくりして切り離しちゃう事があるって事ね!それは可愛そう。でもどう気をつけたらいいのかわからない(^^;)
あと、トカゲのしっぽは切り離されても再度生えて来る事で有名だが、残念ながら骨までは再生しないらしい。骨って別に無くても困らないものなんだろうか。いろいろ不思議〜。

さらに遊歩道(未舗装)を進む。
 葉っぱの下を突き進むぜ!!

日本では見かけない綺麗な黄緑色の蝶2匹が、地味な白色のメス(たぶん)を巡って激しくもつれながら飛んでいた。なかなか華麗だった。写真を撮ったけど、曇りだったからか、ブレて何が何だかよくわからない状態になった。あー曇り空が憎い!!

↑一番ましなやつ。ライムグリーンが綺麗〜! モンシロチョウより2まわりくらい大きい。

白い花(たぶんプルメリア)からは凄く良い匂いが。

↑別の葉の上に落ちてたやつです。
プルメリアってクチナシの仲間なんだってねー。確かにどちらもとても良い匂い(*´▽`*)
しかしクチナシっていうと、うっかり某演歌を思い出しちゃって、ベタベタの和のイメージがつきまとう(笑)

落ちたヤシの実っぽい大きな実から、でっかい葉っぱが伸びていて、かわいい。

南国はいろいろスケールでかい。

あと、マンゴーっぽい実がいくつも落ちている場所があり、「落ちて腐るに任せるだけなら、もったいないから持って帰って食したいなー」と思ったが、見た目があんまり綺麗じゃなかったし、そもそもこれが本当にマンゴーなのかも私には判らないので、思うだけにとどめた(^^;)

かなりマンゴーくさい外見。いい匂いもしたし…!
まあもし持ち帰るとしても、当然スタッフの人に断らないといけないので、それが何て言えばいいかわらかんので無理っぽい。

そんな感じで人気の無い園内をぶらりと巡っていると、蚊にさされまくる…!(;´д`)
計6ヶ所くらいだったか?
ギャーーース!!かゆいーーー!!鳥肌ー!!
せっかく日本からちゃんと虫除け持って来たのに!ホテルに待機させて来ちゃったよーーー!
今使わずにいつ使うのだーーー!私のアホーーー!!(;´д`)

で、さされた後のかゆみ止めは常備しているので、それが活躍しまくる!もういっそ足全体に塗ってやりたい気分になったが、それって効果あるのだろうか。
皆様も、ここに来る時…というか自然の中へ突入する際には、くれぐれも虫除けはお忘れ無く!!! 備えあれば憂い無し!そして備えても使わなければ意味は無し!┐(´-`)┌
特に私は、カメラを構えてじっと動きを止める事が多いので(天気が悪くて薄暗かったのでなおさら)格好の餌になるっぽい(^^;)4人の中でも一番刺されていた。
ふと、伝染病とか大丈夫かしら?と頭を掠めたが、あれから何事も無いという事は、セーフだったって事だろうな。
それって、
1.グアムの蚊は病原菌を持っていない
2.今回私を刺した蚊が、たまたま病原菌を持っていなかった
3.蚊は何らかの病原菌を持っていたが、量が少なかったので問題無かった
4.蚊は何らかの病原菌を持っていたが、私に抗体があるか、健康状態が良かったので、菌に勝った

の、どれが正解なんだろうか。ちょっと気になる。

そう言えば、飛行機の機内持ち込みできるものってなかなかに条件が厳しくて、こういったチューブ入り軟膏類(虫刺されの薬とか、歯磨き粉とか)も、上限グラム数が決まってて(この辺航空会社によってまちまちで全くわかりづらい!)、この私の虫刺されのグラム数だとダメっぽくて、姉に「よく没収されなかったな」と言われた。
何か私ってそのパターン多いよ!よっぽど犯罪とは縁遠いノーテンキに見えるのか!それならそれで嬉しいけど( ̄ー ̄)v

そんなこんなで園内をゆっくり1周して(40分くらいいたかな?)入り口に戻ると、入った時はおばあさん1人だけだったのが、プラス男の人が2人増えていた。
で、サンキューと言って去ろうとする私達に、何とマンゴーを2個くれた!
えーうそー!!ラッキー!!!(゚∀゚)。*。 *:.。☆
このマンゴー、表面は茶色い斑点がいっぱいであんまり綺麗じゃないけど、匂いをかぐととてもいい匂いがした。しっかり熟してるって感じ(*´▽`*)これは食べるのが楽しみ!!!うれしい!!

園内では結局、2組くらいの現地人系とすれ違った。人が少ないのは平日だった事もあるだろうけど、園内の階段とかの苔むし加減なんかを見ると、休日でもあんまり多くは無さそう。
ホームページを見るとなかなかに立派な理念を持って開かれた所っぽいので、地域振興の一環として始め、何らかの理由で管理者不在になっちゃったようなイメージだろうか?
日本にもあるあるーそういう施設とか公園ー。
まあ単純に、中心街から遠いから不利なだけかもだけど!
(※ちょっと前に確かに日本語のホームページを見たのに、今探してみたけど見つからない〜!なんで?ちなみにグアム政府観光局にも掲載されていない…!(^^;)どうしたことか!?)

駐車場についたら、40歳代くらいの日本人男性6人くらいのグループがワゴン車で乗り付けてやってきた所だった。グアムゴルフ旅行の気分転換って感じ?全員日本人だったので、私たちと同じく、ツアーじゃないっぽい。
ここが旅行者にまったく不人気ってわけじゃないみたいで、ちょっとホッとする(^^;)
ひょっとして、この見つけ辛さを逆手にとって、オリエンテーリングというか宝探しというかチャレンジメニューというか知る人ぞ知るというか、無事行き着くまでを楽しむゲーム的需要があったりして?(笑)幻の秘境探索ツアー!(笑)
「オレは幻のナム滝に絶対辿り着いてみせるぜ・・・!」みたいな。
「すごいや!ナム滝は本当にあったんだ!」みたいな。
ま、まあそこまで難易度高くは無いですが(^^;)
皆様も南部ドライブの際には、ぜひチャレンジしてみてくだされ!

さていざ車に乗り込む その前に! やるべき事が!
それは、スニーカーの泥落とし!(^^;)
ここ、途中までは舗装された道なんだけど、さらに奥へ進むと、むき出しの地面で、しかも今回雨の後でぬかるんでいたので、私のスニーカーの深い溝に赤土の泥がみっちり詰まりまくって、更にどんどんくっつきまくって、思いがけず厚底足長効果スラリ…!うはあ!靴が重いわ!!
何とか落とそうとがんばるが、どんなに足をバンバン踏んでも、芝生で力士のごとく(ウソ)すり足してみても、ジャンプとかしても、ガッチリはまって取れ無い!棒を使ってほじくらないといけないレベルっぽい(^^;) でも棒なんて無い!(;´д`)
しばらく試行錯誤してみて、どうしても取れなかったので、「こんだけやっても取れないんなら逆に車に乗り込んでも落ちないだろ!たぶん!」と、あきらめて車に乗り込む(^^;)
泥の汚れで追加料金を取られ無いかしらドキドキ…!(そればっかり)
ここに雨が降った後で来る時は、あまり溝の深い靴は駄目かもしれない。でも変な靴履いてくと、すべったりして危険かもだし…。
泥取り用の棒を持って行くとか?(笑)←その場合は割り箸が適任っぽい。

ナム滝自然公園 Namo Falls Natural Park
ナモ滝って表記されてる場合もある。って、普通に読んだらナモだよな〜。混乱。
滝まで歩いて約10分。所要時間20〜40分?冬以外の方が花とか実が多そうで楽しめそう。
虫除け必須。溝の深い靴なら、靴裏掃除用の棒(割り箸)持参で(笑)
入園5$。6歳以下無料。9〜16時営業。無休。駐車場無料。

値段が安いし、植物見るの好きだし、またドライブする機会があったら、再度立ち寄ってもいいかな!って思いました。今度は迷わないぞー!&虫除け忘れないぞー!

てなわけで車に乗り込み、行きと同じ場所で再びヒヨコ見学会を開き、次の目的地へ向かう!

次は、お昼になったので、レストランへゴーざます!

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