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4.さあ、グアムに行ってみようじゃないか!

いつものようにギリギリまで準備をしつつ、21日(土)の朝を迎える。天気は曇り時々雨。傘を持って行けと親がうるさかったが無視する。
朝7時45分にタクシーを呼んでもらったのだが、40分前にはもう来てくれてて、すっごく焦る。
しかし、スーツケースの鍵が見付からなかったり、中身が少ないくせに蓋がなかなか閉まらなかったりしてドタバタし、乗り込んだのは50分…f(^^;)
スーツケースのフタは前日に閉めておきなさいッ!!(怒)」と言う両親の言う事はごもっとも。ああ〜、ダメダメすぎるアタクシ…。バカバカバカ!わかっちゃいるけどなおらない。
結局、スーツケースは鍵無し!(ヤヴァい!)蓋は上に乗ってムリヤリ閉めた!!ま、スーツケース開けられても着替えとかが入ってる程度で、貴重品は手荷物だし〜、何とかなるでしょ、と、得意のてーげー主義。
時間も、8時13分発の特急に乗り込むんだから、50分発でも別に余裕のヨッチャンなんだけど、何だかタクシーの運転手さんが焦ってくれちゃって、悪いな〜と思った。大丈夫なんだけどな〜。(呑気)
で、重い荷物を携えガラガラと音を響かせながらエレベーターでホームへ上がる。
荷物を座席と壁との隙間に置き、指定席に着いてふーっと一安心。まず1つ目の難関突破だ!
だがしかし、これからが難関に次ぐ難関が待ち受けている!何しろ相手は外人だ!!!ちなみに私の英語は赤点レベル!興味無かったもんで。
ヤヴァイ!!!!!
あ〜〜〜ドキドキする。でもま、何とかなるでしょ!(←得意)小さい電子辞書も借りてきたしー。ジェスチャーとか絵とかでー。
中国のスーパーに行った時に、電卓持って行かなかったのでボラれて大変悔しい思いをした(`ヘ´)ので、今回はそれらの機能がまとめて付いた奴を会社から借りてきたのだ。
窓際の席に着き、どんよりとした外の風景を眺める。グアムの天気はどうなんだろう?Yahoo!の天気予報では、曇りがちだったが…?でもYahooの天気予報って(私が調べた限りでは)何故か殆ど当たった試しが無いので、今回もそうでありますように、と祈ってみたりする。
2−2シートの私の隣は、陽気な仲良しおばさん3人組。周りの人達とおしゃべりに余念が無い。(誰が死んだとか、誰が何病だとか…f(^^;)。自分たちで「そんな話ばっかやな!」とツッコミを入れて笑っていたが。)
やがて、私の隣の席に座ったおばさんと何となく目が合った。すかさずおばさんはアラレを取り出し、「あんたも食べるかん?」
私「えっ!?あ、どうも、ありがとうございます!」
折角なんでちょっと頂こうと手を伸ばした私におばさんは、「もっとようけ持ってきない!遠慮せんと!」
私「ハ、ああ、ありがとうございます!」
向こうの席のおばさんが「ほれ、これに入れない!」と、ビニール袋をくださり、そこに3掴み程のアラレを頂く。
私、ボリボリ食べつつ、「おいしいですね!」
おばさん「そやろ!こんなん食べた事無いやろ!」
私も田舎もんなので意外と手作りアラレには不自由していないのだが、ここは素直に同意しておく。
それからちょこちょこと話をした。この車両に乗っている私以外の人は、名古屋のみその座という所に何とかいう女性演歌歌手(聞いたけど忘れた)のショーを見に行く所らしい。1月1回くらい行っているような気配。どうやらみなさん、氷川きよしのファンのようだ。恐るべし人気だ、ボッチャン。
それから更に飴やミカンやらも御馳走になる。こちらから何も出せない(手荷物のカバンは小さくて既にいっぱいいっぱいだったので余分な物は入れていない)のがちょいと悔しかった。小粋に飴など配りたかった…。しかし、頂いたアラレも入れる場所が無い…。まさか手に持って歩く訳にもいかないので、必死に食べる。するとそれを見たおばさん、「もっとどうやん?」と勧めてくれてピンチ!私、遠慮深い振りをして「いいえ、もう!こんなに沢山貰ってしまって!ありがとうございます!」と笑顔で断る。フ〜!

さて、電車は名古屋に到着し、親切で陽気なおばさん達にお礼を言ってさよならし、名鉄バスへGoだ!
一応旅行会社の人に説明を聞いたんだけど、最後の一言「まあ、ちゃんと案内の看板が出てますからね!」で、記憶(というか、覚えようとする気力)がふっとんだ。
なので、案内の看板を頼りに移動する。一度姉と行った事があるので、何となく記憶にある。
で、何となく辿り着けた。が、目の前にバスがいっぱいで、どのバスに乗ればいいのヤラ?
券を売る所でお姉さんに聞いたら、「そこです」と、すぐ斜め後ろを指差される。(今回このパターンが何度もあった。)
探してる時って、目の前のものが目に入らないんだよねー!不思議と!
バスのトランクに荷物を入れる時に、運転手さんが「国内?国際?」って聞いて来たが聞き取れず、「ハ?」と聞き返したら「International?」とか聞かれて「あ、ハイハイ。」ってわかった私って一体…?「オーイエス」って答えれば良かった。てゆーか、そんな事聞かれるという心構えが無かったから、咄嗟に理解できなかったのさ。トホ。
10時50分発の空港バスに揺られ、名古屋空港へ。外は雨。曇る窓をいちいち拭きつつ、小さな視界から外を見る。
名古屋空港に着くと、国内線の所で殆どの人が降りてしまう。時間帯なのか、休み前だからなのか、国際線は結構閑散としていたように思う。
とりあえず建物内に入り、キョロキョロすると、みんなエスカレーターで上へ上がっていくので、たぶんそうなんだろうと後をついていく。3階まで行くと各航空会社のカウンターがずらっと並んでいる。…並んでいる、が…。
コンチネンタルはドコダーッ!!?
まったく、探してる時って、目の前のものが(以下略)
何と、JALだったかのカウンターが臨時でコンチネンタルになっていた。わかんねーってば、グス。

5.空港内で右往左往

手順@機内預け荷物のチェック
少し離れた所に設えられた荷物をチェックする所で、荷物をX線にかける。
あれって、何で中身が見えるんだろう。すごく不思議。最近は色別になって出てるからな〜。かっこいい。人間が通るとどんな風に見えるんだろう?
(そうそう、荷物の検査する前に、スーツケースのフタがちゃんと閉まらなかった理由を探ってみたら…なんと、中の荷物を留める紐がはみ出してました。それでよくフタが閉まったもんだ。壊れなくって良かった〜!人に借りたものだけに。)

手順A航空会社のカウンターへ
カウンターで並んで待っていたら、2つ前の欧米系ファミリーが、やったら時間がかかってかかって。もちろん会話内容は英語らしいのでさっぱりだが、軽〜く並んだまま15分は待ったように思う。他の列はそれなりに進んでいるのに、私達の列だけはいつまでも膠着状態。で、やっと順番が来て、便変更のFAXと仮の航空券を渡し、しばらくの後、新たな航空券をGETする。受け取ってから、「なるべく後ろの窓際の席をお願いします」と言うのを忘れた事に気付く。バカー!席は8D。何となく、通路側…。
ここで、スーツケースと一時のお別れ。あ〜、身軽になった〜!
で、出口を間違えつつ、お次は…

手順B手荷物検査
パンパンになった肩下げカバン(やっぱもちょっと大きいの持ってけば良かったなあ〜)とパスポートと航空券を係の人に渡し、自身は金属探知?のゲートをくぐる。音は…鳴らなかった!ホッと一息。だがっ!何と手荷物の方で引っかかってしまった!
係の人「中を開けても良いですか?」
私「あ、はい、どうぞどうぞ!」(何となく嬉しそうなのは何故?)
次々と出てくる詰め込まれた小物。結局、たぶんひっかかったのは、財布に詰め込まれたパンパンの小銭だったのだろう!
その時私は、「んな重たいもん置いてけよ」と、自分自身に心の中でツッコミを入れた。「小銭持ち」の二つ名が、ここで再確認された形となった。
で、2度目通したらもう鳴らず、何とか無罪放免。次へと進む。

手順C出国審査
何だか閑散とした通路を進み、誰もいない出国審査のゲートへ。係の人が一人、待ち受けている。ドキドキしつつ、辺りを見回し、「ここではパスポートと○△×を用意してください」との表示を見つけるが、何の事やらさっぱりなので、しょうがなくそのまま出国審査に挑む。何か足りなけりゃ、教えてくれるでしょ!(呑気)
とりあえず、パスポートと航空券を見せる。
で、意外とアッサリ何事も無く通過!
その先は、無国籍空間?
ブランドの店がずらっと並び、キラキラと輝いている。が、ブランドに興味無しなわたくしとしましては、アウトオブガンチュウ。ま、何か買うなら帰りにしようと考える。ヒマにあかせて土産物屋みたいな所を覗いたりするが、別に心動く物もなく、ブラブラするのも飽きて、サッサと搭乗口へと向かう。

手順D搭乗口へ
目指すは8番ゲート。「何だかズイブン離れた所にあるなあ〜」と思いながらずんずん進む。

ガラ〜ン…。
着いたそこには…1人しかいない!しかも、タンクトップから剥き出しの腕に入れ墨入ったアチラ風のお兄さんだあっ!
ちなみに私の格好は完全に冬装備。この違いは一体何?
まあ、適当に座り、ぼんやりと雨の滑走路を見る。
飛行機が次々と飛び立って行くが、座った目線の丁度飛行機が通る所にガラスの仕切枠があり、屈むか立ち上がるかしないと飛行機が見えない。どちらをするにも何だかなので、そのまんまぼんやりと。飛んでくやつのサイズによって音が違うので、一人大きさ当てクイズとか。
近くに止まっている飛行機からの風圧で路面の雨水が吹き飛ばされ、波形を描きながら細かい飛沫を上げている。きれい。
あ、そうそう、ジェット燃料って、灯油なんだってさーーー!!ウッソー!!!風呂やストーブと一緒かいっ!?意外!もっとこう、水素とかそんな感じの未知の物質かと思っていたよ!すっごい有害って聞いたんだけど、灯油って有害だったっけ?
(正確には、「ケロシン」という灯油のようなもの・らしい。飛行機にJET A-1と書かれていたら、それを使っているんだってさー。)
「うちのストーブはジェット燃料なんだぜ!風呂だってそうさ!専門の業者が配達してくるんだぜ!」
とか言うと、何か凄い。(おい) オール電化な家庭には使えないが。
さて、しばらく待っていると、徐々に人が集まって来て、ちょっとホッとする。このままあの入れ墨兄ちゃんと2人だけだったらヤだなあ、と、人を見かけで判断していた所だったので。
で、12時5分頃、小さなお子様がいるグループから搭乗開始。適当に人が少なくなって来た頃を見計らい、私も乗り込む。
私の席は8D。入ってすぐのシートが2−2の4列だったので、「えっ?もしかして窓側!?」とか思ったが、それは前の方だけで(クラスが違うんだろう)、エコノミーは3−3の6列だった。なので、私は通路側…( ; _ ; ) あーうー、窓の外が恋しい…。

6.サイパン疑心暗鬼 <名古屋→サイパン(CO974 8D)>

そして12時35分、出発。私は前の方に座ったので後ろの様子はわからないが、まあ満席状態だったように思う。
そうそう、当初私が乗る予定だったのはグアムへの直行便だったのだが、結局サイパン経由になった。
4千kmの上空を、時速800kmで移動する。(たぶん。)機内は、寒がりな私にとっては寒かった。なので冬着のまんま過ごした。
飛行機の外は、ず〜〜っと雲だった。天気悪し。まあこれなら窓際でなくても良いかな〜、と。
時々雲が薄い所があり、そこだと太陽の光を受けた雲が光っているように見えて綺麗だった。真っ白に輝く世界。
それにしても、座席の座り心地が悪っ!!狭いのはしょうがないとして、この椅子が高すぎるのか私の足が短すぎるのか、普通に座ってると太股の裏側で血が止まる。
フットレスト付けろ〜!!!エコノミー症候群になってやるぞ!!(ダメじゃん!)
冗談ではなく、本当に決行が悪くなり、血栓ができるんじゃないかって心配になった。初めての事でしたわ。なので、機内サービスのドリンクでウーロン茶を貰い、無理していっぱい飲む。
機内食はチキンかパスタが選べたように思う。パスタを選んだ。いつも思うけど、機内食っていろいろ開封する物があって、そのゴミの置き場所に困る。私の隣に座っていたのは熟年夫婦のようだったが、食べ終わったゴミをきれ〜にひとまとめにしてて、食い散らかしてる自分のと比べてなんかちょっと恥ずかしかった。トホ。
食事の味は、まあまあでした。デザートの甘酸っぱいムースみたいなレアチーズケーキみないなやつが、すごくおいしかった!サラダはまずかった…。おやつ?の「タモンチップス」とかいう小さなクッキーみたいなやつがなかなかおいしかったので土産にしたかった所だが、一般に売ってるんだろうか?

さて、グアム空港に着いてから提出せねばならない書類が2つある。たぶん、入国書類と税関申告書。イマイチよくわからない…。
1つは姉があらかじめ書いてくれたが、もう一つは何とか自分で書かねばならぬ。
そして記入する為の用紙は、機内で渡される。
客室乗務員さんが配布を始めた時に貰おうと手を伸ばしたら、「サイパン?」と聞かれたので「グアム」と答えたら、「グアム行きの飛行機の中で貰ってください」との事。ええーっ!?乗り継いでからじゃ、そんなに時間無かったんじゃなかったっけ?またドキドキが1つ増えた。

やがて飛行機はサイパンへと近付く。
機内放送で、「サイパンからの情報によりますと、現地の天気は良好です」とか言っていて、「今の窓の外はこんなに雲だらけなのに、サイパンだけは晴れてんのか?」とか思ったが、着いてみたらやっぱり変な天気だった。
サイパンではこんなに曇ってて風ビュービューの天気を良好と言うのか!?
不思議だ。
日が射していないので、ちらっと見えた海も暗く沈んだ色をしている。トホ。
飛行機を降りると、通路の分かれ道に空港関係者っぽい男の人が立っていて、「グアム?グアム?」と聞いていた。どうやらグアムへの乗り継ぎの人を捜しているらしい。サイパンで降りる人はそこの階段を下っていっているようだ。
私が近寄っていくと、「チケット」とか言って手を出して来たので、とりあえずパスポートと航空券を出す。すると、それでは無いと言う。しょうがないので持っているチケット全部出したら、帰りの便のやつ2枚がくっついたものをそのまま回収してしまい、私には「5番へ行け」と言ってきた。
おいおい、そのチケットあんたが持ってったら、あたしはどーすればいいんだい?帰りの分もあるんだぜ?
そう思ったが、どう言えば良いのかわからないので、仕方なくもやもやしたまま5番ゲートへと進む。
とりあえず、ちょっと蒸し暑く感じたので、トイレに行って上の冬物を脱いでTシャツになる。スッキリして5番ゲート近くの椅子に座ったものの、「やっぱ不安だ!」と思い直しもう一度その人の所へ行き、思いっきし日本語で「帰りのチケットもあるんですけど!」と言ったら、何か「OK、OK、わかってる、まかせとけ」みたいな事を言っているようだった(わからん)ので、仕方なく引き上げる。
「ホントーに大丈夫なのかー?でもなー、わかってるみたいだったけどなー…」
もやもやしながらサイパン空港を見回す。どちらかというと、田舎然としたこぢんまりした空港。あっちこっちに日本語が見付かる。「ラーメン」とか「両替所」とか。向こう側に、お約束の免税店のブランド名が並んでいる。が、客は殆どいないようだ。
そんなふうにしばらくぼんやりしていたら、何となくさっきの人っぽい人が近付いてきて、私の名前を聞く。「Yes」と答えると、「OK!」とか言いながら先程のチケットを返してくれた。ホッ、良かった〜!(*´▽`*)
何かその人は「これはチケットでは無い」みたいな事を日本語で言って去って行ったようだが、やっぱり意味がよく分からなかった。けどまあ、いいや。これで一安心!!(いいのか!?)

7.抜き打ち英語テスト、結果はもちろん赤点 <サイパン→グアム(CO944 18D)>

さて、当面の心配も去り、時間も経ち、5時35分の搭乗時間となった。今度は何となくみんなバラバラっと乗り込む。
というか、乗り込む人数が少ない感じがする。
そして私の席は、またしてもD!!つまり、先程と同じ通路側!
しかし、離陸の時になっても、私の隣には誰も座らなかったのであった。
ラッキー!!席移動できるじゃん!
窓の外は夕闇、何か綺麗なもの(サイパンとかグアムとかの夜景)が見えるかもしんない!
わくわくしながら離陸を待つが、しまった、離陸中は席を移動できない!
辛抱強くシートベルトのサインが消えるのを待つが、全く消えない!
そうこうしている間に、客室乗務員さんが書類の配布を始めた。
そうだ!これ書かなきゃ!
慌てて貰い、とりあえず広げてみる。
???
(;´Д`){ぜんっぜん、わっから〜〜ん!!!
姉に貰った見本と、書式が微妙に違う!
そ、そうだ、ここで借りてきた電子辞書を使うのだー!!(パカパーン!)
…えーと、(ピッ、ピッ、)…のうぜい…?…ひこうきの…?
・・・・・・・・・。

意味不明〜〜!!
自らの英語力の無さに打ちひしがれることしばし。
ガイドブックなんかには、「書き方の説明が機内の雑誌になければ、乗務員に聞こう」みたいな事が書いてあったが、
雑誌にも書いてないし、乗務員は全く来やしねえ!!!
そんな心の叫びも、虚しく内を響くのみ。仕方がないので、何となく判るところから書いてみる。
そしてそんなふうにあたふたしている私に追い打ちをかけるように、いきなり室内灯が消える!!!
ガビーン!まっくらーー!!
ひ、人が書いとるっつーに…。
焦りつつ、頭上のライトを付ける。
まるで「ホタルの光窓の雪」な苦学生のように、薄暗がりの中、テーブルの上の書類相手に悪戦苦闘する私。
隣の席に誰も居なかったのが、良かったような、悪かったような…。(笑われる事は無いが、助けても貰えない。)
そんな中、飛行機は早々と着陸態勢に入る。
ええ!?もう!?
まるで不出来な学生がテスト終了のチャイムを聞いた時のように、青ざめる。
あ、それは学生時代の自分自身の姿だ。なんだ〜。まるで昔にかえったみたいでなつかしいなァ〜!(って、ダメじゃん!)
そう、サイパン−グアム間は僅かに30分程度しか無いのだ!本来であれば、「僅か30分で到着できます。近い!便利!」とか言いたい所だが、今の私にとっては「たった30分しか無い」である。
どうしよ〜〜!?
仕方なくテーブルを片付けながら、「なるようになるさ〜♪」と、自暴自棄気味になってみる。

そして夕方6時50分、グアム空港に到着。
飛行機を降り、わけがわからんままみんなが行く方へと進む。空気が蒸し暑い。今書き損なった書類はいったいどこで必要なのか?ドキドキしながら進む。
そんな私の前にまず現れたのは、「入国審査場」であった。その手前に書類が置いてある所があり、女の人が2人いた。わらにもすがる気持ちで先程の書類を差しだし、「これってどう書けばいいんですか?」と、まんま日本語で聞くと、女の人はしばらくそれを見て、「ここではいらない。まだ先」とか言う。要するに、入国審査にはいらない方の書類らしい。でも、その先で必要なら、教えてほしいな〜と思いつつ、仕方なく進む。
入国審査はアメリカの人とそれ以外の人の場所に分かれていて、一応間違えること無く並べた。ってゆーか、多分日本語でそう書いてあった。
並んでる途中で、重大な事実を発見!ここでは恐らく姉に書いてもらった方の書類を提出するのだが、それに書いてある飛行機の便名は、変更前のものだーーー!!!
やばいっ!!!
焦った私は列から抜け出し、先程の女の人の所へ再び救いを求めに行く!
「これの新しい用紙を下さい〜」みたいな事を、何語かわからんけど言いつつ、「飛行機の便名が間違ってるんです」と説明すると、「線引いて書き直すだけでいいよ」と、日本人らしいもう一人の女の人が教えてくれた。ホ〜、良かった〜!あー、でも、先に気付いてヨカッタヨカッタ。
※それにしても、私が乗った飛行機はCO944のはずなのに、航空券にはCS944と書いてありやがる。何で違うんだ〜!?コンチネンタルだからCOだろー!!?と、動揺しまくり。で、後で姉に聞いてみたら、「どっちでも良い」んだそうな。んな事わかるかーッ!!頼むからどっちかにしといてくれー!
で、再び列に並び直したので、一番最後に。
ぼんやり待ってると、私よりうろうろしているおばあさんがいて、ちょっと安心してみたり。(何か違う。)
入国審査を終えた人を見ていると、どうしてだかみんな、向こう側には行かずに引き返していく。なんでだ!?(こればっか。)
たまたま近くに来た先程の日本人らしい女の人に聞くと、その人達は「乗り継ぎ」らしい。なんだそっかー。でも、乗り継ぎの人が異様に多いなー。
そして無事入国審査を終え、私は一人階段を降りる。そこには、私のスーツケースが一人寂しく私の到着を今か今かと待ち構えていた。
スーツケース「遅いよ〜!ずっと一人で待ってたんだから〜!置いてかれたかと思ってドキドキしちゃったよ!」(と言っているように見えた。)
「あ〜ゴメンゴメン!」
心の中で謝りつつ取りに行くと、空港の人らしき男の人が運ぶのを手伝ってくれた。ついでにもう1枚の書類を見せてみたら、記入コーナーに持って行き、日本語で質問しながら足りない所を記入しれてくれた。
オオ〜!ジーザス!!!\(*´▽`*)/
というのは大げさすぎるけど、旅の親切が骨身に染みるっつか…。
いや、でも、ひょっとしてこの人はそれが商売なのか?
ひょっとして、チップなぞ、渡さないといけなかったのでは!!?
ああ〜、後悔先に立たず。チップってよくわかんないッス!!
まあとにかくその時の私は笑顔で「Thankyou!」と言うのみで、サッサと荷物引換所みたいな所に行ってしまったのだった。
先程の書類と、荷物の半券をここで見せ、無事通過。そして出口へと進む。

さあ、グアムの街が私を待ち受けている。

*** つ づ く … 。 ***

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