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1.まずはいつもの通り旅の準備編からね!

2002年10月某日。
姉一家がグアムに行くという。
一緒に行く義理の兄は一足先に日本へ帰るらしく、その後も姉と甥はしばらく滞在するのだと言う。
そして、その間空く予定のベッドに「泊まりたいなら来てもよい」とのこと。
ってことは宿泊費タダ!?
ラッキーチャ〜〜ンス!!
そ〜りゃもう、行くしか無いでしょ!行かんでどーする!?
というわけで、姉の協力を得て格安の航空券を探してもらい、会社の休みも連休に合わせて取り、着々と準備を進めて行ったのです。
予定日は、12月22日(日)〜24日(火)。23日は天皇誕生日で祝日なので、実際仕事の休みを貰うのは1日だけ。
クリスマスも近いし、イルミネーションも期待できるんじゃねえ!?とか思ったり。
だがしかし、2ヶ月も先の事とは言え、さすがに混雑期の人気観光地だけあり、最初に予定していた名古屋発のJALウェイズは既に予約いっぱい。格安なんざ、とんでもねえ、といったところでした。
んで、またまた姉の知恵(?)が入り、航空会社をコンチネンタルにすれば、出発を1日早い21日(土)の夜にする事ができるそうな。
これであれば、土曜日午前中だけ仕事ができる!という事で、予約状況を旅行会社に行って確認して貰った所、キャンセル待ちだがなんとかいけそう、ということで、それに決定っ!!
そして10月22日、無事、航空券取得。お値段は往復で\69,020。マアマアデスカネ?

〜 予 定 ス ケ ジ ュ ー ル 〜
●21日(土)
 名古屋を夜8時35分発。
●22日(日)
 1時10分グアム着。
 ホテルの送迎の車に乗って、レオパレスリゾートへ移動。
 寝る。
 朝8時30分 ホテルの前に迎えが到着。グアム空港でセスナ体験操縦
 ガンシューティング…ここでは無料で乗馬体験とウエスタンな仮装ができるぞ!
 ゲームワークス(ゲームセンター)…ユニバーサルスタジオにあるバックトゥザフューチャーライドみたいなのがあるぞ!
 アンダーウォーターワールド(水族館)…大きな水中トンネルがあるらしいぞ!
 などに行き、後適当に。
 夕食をどこかで適当にとり、サンドキャッスルのカクテルショーへ。
 ホテルのバスに乗って部屋に戻る
●23日(月)
 バスと船に乗り、更に南の小さな離島ココス島に行って、終日のんびり。
 メインはシーウォーカー!(泳げないので。)あとシュノーケリングとかできたらいーなー。(泳げないけど。)
 しかしお値段がなかなか高級…。
 お昼はバイキングが付いてる。夕飯はどこかで適当に。
●24日(火)
 午前中はひたすら土産を買いまくる。
 夕方5時の便に乗って日本に帰る。

で、パスポートも無事11月の初めに取得し(10年間の方)、トラベラーズチェック(いまいち意味が分からないまま今回初利用)と現金のドル紙幣も用意し、旅行保険にも入り、後はその日を待つばかり〜。
もっと良いプランは無いか?とかいろいろ考えつつ、わくわく過ごしていたのです。

2.いつの間にそんなことに!?(ニュースくらい見なさい!)

んで、日は着々と近付いて丁度旅立ち8日前の12月13日(金)。おっ、ジェイソンの日だ。
仕事を終え、マナーモードにしてあった携帯をチェックすると、1件の伝言メモが。
「?」と思いつつ再生してみると、旅行会社の人からで、「電話下さい」とのこと。
航空券の料金はサッサと支払いに行ったものの、その後、券を受け取れる日が過ぎてもず〜〜〜っと(1ヶ月半以上。1度催促の電話がかかってきたにも関わらず、)ほったらかしにしてあったので、「いい加減に取りに来んかい!」とか怒られるのかとドキドキしながら電話する。
「(ドキドキ)もしもし、お電話いただいたんですけど〜」
旅行会社の人「あっ、こんにちは。実はですね〜、もうグアムの台風の事はご存じですか?
「ハ?…あ、いえ、知りませんけど、台風、来たんですか?」
寝耳に水状態。テレビでも少しやっていたらしいが、普段殆どテレビや新聞を見ないので、情報に取り残されている私。姉ちゃん大丈夫やったんか?と、ちらりと考える。
旅行会社の人「ええ、12月の8日の事なんですけど、それでですねー、早い話が、ふぁるさんの乗る飛行機が飛ばなくなってしまったんですよ〜
ええええええええーーーーーーーーーーっっっ!!?
なんでだっ!?台風はもう去ったんだろう!?なのになんで、まだ1週間も先に飛び立つ飛行機が飛ばなくなるんだっ!?
「な、なんでそんな先の事がわかるんですか?」
ふぁる、大混乱中。話によるとつまり、グアムは今回の台風直撃で、大・大・大・打撃を受けたらしい。で、ホテルとかもひどい有様で、殆ど使えなくなり、大手旅行代理店もグアム行きのツアーを全てキャンセルしたらしい。で、グアムに来る旅行者の大幅減が予想されるので、コンチネンタル航空もそれに合わせてスケジュールを組み直し、便数を減らしたらしい。で、私の乗るやつが無くなった・と。
そんな深刻な事態になっていようとわ!!!
旅行会社の人「ふぁるさんのお取りになったチケットはキャンセルのきかないものなんですけど、今回は特別に2月末までであれば、1度だけ便の変更ができるようになったんです。同じ日であればお昼の12時台発のものがありますので、現時点ではいっぱいなんですけど、きっと沢山キャンセルが出ると思うので、取れると思います。とにかく一度、現地のお姉さんと連絡を取って頂いてからの方が良いのでは…」
トホホ〜〜。
というわけで私は、出発約1週間前にして、「全ての計画がパーになるかもしんない」という状況へと、いきなし放り込まれたのである。正月前なのにスゴロクな気分。トホ〜!

3.調査は難航を極める。

いきなし姉に電話をかける前に、まず状況をネットでチェックしよう!と思った私。その背景には「国際電話なんざかけた事ねーから、かけかたわかんねーよ」という心理がちょっとはあったかもしんない。
で、Yahoo!のニュースの海外の所見ても別に出て無い。で、キーワード検索で「グアム」で探してみたら・・・・・。
おお、出てる出てる!なになに?
『12月8日、台風26号が直撃したグアム。最大瞬間風速80m/s。島民1名の犠牲が出た。各地で停電と浸水。』
なにィィィィィ!?そもそも最大瞬間風速80m/秒って何だ!!?時速に直すと…え〜と・・・・

時速288km !!!!!?

うっそ〜〜〜!!?
いやしかし、紛れも無い事実!
どんな世界や!?想像不能…。そおりゃもう、はげしかったのだろう…。聞いた事無いもんな、そんな数字…。新幹線の屋根の上っつー感じか。
※ちなみに、世界記録はアメリカ合衆国のニューハンプシャー州での103.2m/s(1934年4月11〜12日)らしい。 時速に直すと…371km…。もう勝手にしてくれという感じ。あ、でもさすがに音速とかには達しないワケね。(あたりまえ)
で、殆どのホテルが使えなくなっているらしい。停電・浸水・ガラス割れとかで。
※私は見ていないのだが、テレビでもニュースをやっていたらしい。映し出された映像は、日本人観光客が膝下くらいまで浸水したホテルの一室で、椅子に座って両足を机の上に投げ出し、為すすべなくぼんやりとしている所だったらしい。ワ〜オ!!その映像を見た会社の人は、「絶対無理だって!」と言っていた。が、あきらめの悪い私はそんな話ではまだ挫けなかったのだった。
しかし、何とも情報が乏しい…。ニュースも最初の1記事だけで、それからどうなっただとかいう経過は一切書かれていない。
ウヌー。所詮対岸の火事か!?
Yahoo!のアメリカに行っても、いまいち英語ばっかでどこ行きゃいいか、わからん。翻訳ソフトの使い方もいまいちわからん。ああ〜、ダメダメ〜。
で、gooで「グアム」で調べてみたら…「グアム政府観光局」なる所を発見。さっそく訪れてみると、…おお!あるではないか、関連記事が!!
記事を要約すると…、
「すっごい被害ですけど各所からの応援とか貰って、必死で復旧しています。電気や水道はホテルやレストランを中心に自家発電や貯水タンクなどで必要最低限は何とか確保されています。(他の所ならまず民間だよねー?いかにグアムにとって観光産業が重要かを良く表していると思う。)ホテル関係の電力は2〜3日後には復旧予定。ガソリンタンク炎上により島のガソリンが不足しているので臨時バスを運行しています。現在グアムにいる日本人は10日より定期便および臨時便で日本に帰っています。早急な回復に向け、全島が一丸となってがんばっています。」
といった所。はふう〜。全くもって、復旧途中ですね〜。これは、行けたとしても、やる事が無いかもしれない!
とりあえず、もうこちらに帰って来ていた義理の兄に連絡を取って、姉の連絡先の電話番号を聞く。兄には1度電話がかかってきたそうな。「状況は良くわからないが、電話がかかって来たという事は無事なんだろう」と、兄。むっちゃ心配したそうな。そりゃそうだ。
で、結局その日は時間が遅くなりすぎて電話はかけず、次の日…もコンサートに行かねばならぬのでタイミングを逃し、その次の日の12月15日(日)の朝に、国際電話をかけてみる。かなりドキドキする。
で、…鳴った!呼び出してるよ!…3回…4回。「ガチャッ」。おっ、出たっ!
「(女の人の声で)hteiahzlt lktlawjgi twlaijtlkjaslizlkjt liulala......ガチャッ!プーップーップーッ」
…シーン…。
状況を説明しよう。つまり、かかったと思ったら、録音の女の人の声で何か一方的に英語で話され、強制的に切られてしまったのだ。もちろん、意味はサッパリだ。多分、想像するに、「只今回線が大変込み合っております。しばらく経ってからお掛け直し下さい」みたいな事なんじゃないかと思う。アア、誰か英語できる人、助けてくれ。でも知り合いにはそんな人いない…。
かなりショックを受けてしばらく途方にくれていたが、思い直してもう一度かけなおしてみる。が、結果は同じ。トホーッ!
連絡がつかない。これではどうしようもない…。行くはいいが、泊まる所が無い…そんなのはダメだ!
「グアムに行ってホームレス生活してきました!」なんてタイトル、ダメだ〜っ!!(タイトルって…?)
宿泊先のレオパレスリゾートの東京に電話をしてみると…
レオパレスの人「向こう(グアムのレオパレスリゾート)とも連絡が付きにくい状況なんですけど、50室がガラスが割れるなどして使用不可となっています。」
えっ、じゃあ、今向こうにいる人はどうしてるんですか!?
レオパレスの人「順次日本に帰っていると思います。当方一時閉鎖させて頂いておりますので。」
アア〜、望みはウスイ。
で、その日は朝から昼まで仕事だったので、それが終わった後、旅行会社を訪れてたりとか、車検を受けたりとかしてたら、兄から電話が。「今、姉さんから電話があって、もう日本へ帰って来るらしい」とな!!?
がく〜〜〜ん!
ああ〜、計画は頓挫だ。まあ、2月まで猶予はあるとしても、今度行く時は、相手と泊まる宿を探さねばならぬ。
めんどくさーーーー!
マ、しょうがないか、と、過ぎ去った事はサッサと忘れ、その旨を旅行会社へ伝え、その日をわりと平凡に終わろうとしていたら、夕方、私の携帯に電話が…?相手は不明。出ると、それは何と、姉だった!
姉が言うには、「途中で帰って来るとなるとまた別に費用がかかるので、やっぱり予定通り滞在を続ける」んだそうなっ!なんじゃそりゃ。
まあつまり、って事は、私も行けるって事ね!
姉の話では、「節水とか時々あるけど、別に普通に滞在できるし。ただ、あとオプショナルツアーがどうかわからんけどな」だそうだ。あと、「来るなら現金と水を持ってきて」だそうな。サヴァイヴァー!
ううむ、とりあえず、結局は、他に休みが取れないしー、他の日に休みを取ると、また別に相手と宿を探さないといけないしー。
あー、めんどくさいっ!決行!決行でいっ!!!
とりあえずメインの「セスナ体験飛行」の確認を取ると、別にOKという事!
やったあ!それさえありゃ、後は適当でいーや!その日までには何かはできるようになってるだろ!
する事が無けりゃ、1日中ず〜〜〜っと浜辺でゴロゴロしてりゃ〜い〜のよ!そう、グアムには美しい海がある!!!
アコガレの、「ビーチでヒルネ」…!ウ〜ン!よさげ!
他にも、何かはあるだろ!無かったら無かった時だ!
(勝算はあった。グアムの主な産業は「観光」。この年末のかきいれどきに観光客を迎え入れる事ができなければ、経済的に大打撃を受けるはず!なので、それはもう、総力を上げて復旧に勤めるだろう、と見たのだ。だから私はそれに応えるべく、グアムへ行って、盛大に遊んで来ねば!という使命感のようなものも、あるにはあった。)
ってな事で、急遽旅行会社に電話を入れ、昼の便を取ってもらうようお願いする。
で、航空会社の返答は…、「なんとかしましょう」
・・・・・・・・f(^^;)

どうやらなんとかなりそうです!なんとなく!
どーゆー返答だ?ちょっち不安。

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