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◆ デジカメ画像からDVD映像を作ったよ ◆

友達の結婚式の写真係になったついでに、DVDプレイヤーで再生できるスライドショーみたいなのを作ってみたので、その流れとかをご紹介〜。
材料費とかを極力かけない、ビンボー系の方向で。
これから作ろうって考えてる方の参考になればうれしー。
と言っても、完璧マスターしてるわけでは全然無いので、もっとスマートなやり方はゴマンとあると思いマス。逆に教えてくりー。
ある意味、自分用メモ。
ではでは、いってみましょ〜。

 〜小見出し〜
◆今回の材料
◆画像を別フォルダに丸ごとコピーする
◆簡単な台本を作成する
◆画像をキレイにする
◆BGM用音楽を用意する
◆「Windows フォトストーリー3」でスライドショーの作成
◆WinDVD Creator 2 で、DVDプレイヤーで作成できる映像を作る
◆ラベル面どうしようか悩む
◆プリンターが無いならステンシルすればいいじゃない
◆ステンシル型作成への道
◆スプレーはロケットエンジンのごとく
◆Wordとかでカード作成〜完成


◆今回の材料

材料 価格 コメント
DVD−R(5枚) 198円 ホームセンターで50枚入りのやつを1,980円で買ってあった。失敗した時の為に、多めに用意しよう!私も3枚くらい失敗したよ!(←しすぎ)
CDケース(8枚)
スリムタイプ
210円 ホームセンターで10枚380円くらいであったが、「もっと安いのがあるはず!」と思って100円ショップに行ったら、4枚105円であった。
しかし、何だかちゃちい。自分用としては良いが、人様に差し上げるものとしては、いかがなものか。(とは言え自分用にはケースは買わないな〜)
ステンシルシート   と呼んではみたが、いらなくなった月のカレンダーだったりします。
ペン型カッター&カッター台 105円 カッターはあったので、カッター台だけ買ってきた。
古新聞&セロテープ   ステンシルする際に活躍。
合成樹脂塗料スプレー(金色) 105円 犬小屋とかに色をつけるスプレーペンキ。実際使ってみて、どうもこの作業には向いてないと感じた。orz
付属カード 30円? 家にあったスケッチブックの用紙を使った。この紙を凝ったもの(和紙とか)にするると、格調高っぽく仕上がると思う。今回は断念。
プリンター&インク 100円? カードなんかを印刷したり。
パソコン   なにはなくとも。
ペンタブレット   あると便利よ〜。
Microsoft Excel   最初からパソコンに入ってた。メモ用なので、別に紙&鉛筆でもいいと思う。
Microsoft Word   最初からパソコンに入ってた。付属カードを作成するのに使用。印刷物の大きさを正確に指定するのはExcelでは無理なので、Wordを使う。
画像ビューワ
ViX
タダ たくさんの画像を縮小画面で確認&管理。BMP→JPGの画像変換にも使ってマス。
PhotoShop   写真をきれいにしたりするのに使用。ペンタブレット買ったら付いてきた。
Expression   ステンシル型を作るのに使用。
サウンド編集 SoundEngine Free タダ MDの音楽をWAV形式でアナログ録音するのに使用。
MDプレイヤーと接続コード   接続は難航した…。
MP3エンコーダー
午後のこ〜だ
タダ WAV形式をMP3形式に変換するのに使用。
うずらフォント タダ 可愛い文字v
スライドショー作成
Windows フォトストーリー3
タダ 写真からwmv形式の動画を作成するのに使用。写真をズームさせたり、BGMを付けたり、いろんな効果が付けられる。
DVDオーサリング
WinDVD Creator 2
  wmv形式の動画をDVD映像に変換するのに使用。タイトルやチャプターなんかを付けたり。最初からパソコンに入ってた。

こんなとこでしょか〜。今回新たにかけた費用としては、748円くらい?


◆画像を別フォルダに丸ごとコピーする

何はともあれ、まずはこれから。誤って消してしまった時などの為に。以下の作業はそちらを使う。


◆簡単な台本を作成する

どの画像をどんな順番で出すのかを、大体のイメージを決める事にする。
愛用させて頂いているフリーの画像ビューワ「ViX」の一覧画面とにらめっこしながら、エクセルで、

画像No. アクション 説明 入れる文字
ズームイン 全員集合写真 ホテルロビーにて
ズームアウト チャペルに並ぶ人  
  花嫁入場  
     

みたいな表を作って、入れる写真を次々選んでく。
選んだ写真は、同時に別フォルダに移動させつつ、表の列番号に合わせて名前を変更していく。
写真が100枚を超えてもちゃんと並ぶように、「001」「002」「003」というように、3桁にしとくのがいいかも。まさか1000枚は超えまい。(1,2,3…と番号をふっていくと、1,10,11…と並んでしまう。)
まあこの辺はキッチリやってもどうせ後で変わってくるので適当に。メモみたいな感じですな。エクセルだとデータの移動が楽なので、試行錯誤が楽なのデス。
「全部の写真を入れる!文字は入れない!」という方は、この作業は不要かも〜。
できればこの時点で、BGMも決定しておきたいところ。最終的に、音楽のタイミングに映像を合わせる事になると思うので…。


◆画像をキレイにする

PhotoShopを使って、画像の修正をして、BMP形式で別フォルダに保存していく。まあ「しなくてもいいけど、できるならしといたほうがきれいかな?」というレベル?
そうそう、修正にそんなにこだわらないんだったら(もしくは画像加工ソフトを持っていない)だったら、後で使うソフト「Windows フォトストーリー3」でそれなりにいろいろできるので、わざわざ画像加工ソフトを用意する必要はアリマセンヨー。
画像サイズは、大きいままでOK。小さくリサイズする必要は無し。小さくする場合は、横1024・縦768ピクセルより小さくならないようにした方がいいと思う。画像をズームする効果を付ける場合は、特に大きめのままで!

重要と思われる作業の順で、
横向きの画像を縦にする。
ただ単に縦にするだけなら、後で使うソフトでできるんだけど、画面の幅に対して左右の隙間ができる場合は、基本黒背景になるので、別の色にしたければあらかじめ横長の背景画像を作成しておいて、そこに配置する必要がアリ。
←こんな感じで、白い横1024・縦768ピクセルの画像を用意して、縦長の画像を配置する。
もちろん背景に別の写真を使ったりとか、模様を入れたりとかも、自由自在に。
スライドショー作成ソフトが高級なものだったら、その機能も付いてるかもだけど。

ピンボケを「アンシャープマスク」で極力ごまかす。(半径→0.5pixels、しきい値→0レベル、適応量60〜120% でやってるけど、よくわからん。)※画像を縮小する場合は、先に縮小をしてから。
人物写真のピンボケに関して、「最低限目をはっきりさせるといい」と聞いた事があるので、指先ツールとか焼きこみツールとかで目元を少しでもハッキリクッキリさせるよう頑張った。画竜点睛。(違)
まあ、最初に撮った写真がボケてなければ必要無い作業なのですが!(^^;)

明るさ([イメージ]-[色調補正]-[トーンカーブ])と、鮮やかさ([イメージ]-[色調補正]-[色相・彩度]の[彩度]をプラス18前後に)を調節。このへんは個人の好みですねん。

効果として、複数画像を1枚にまとめたり、レイヤーコピー&ガウスぼかし&レイヤー透明度を下げてホンワカさせたり、背景画像を用意して乗せた写真のふちをぼかしたり、装飾文字を入れたり。
特に文字については、写真みたいなゴチャゴチャしたものに入れる場合は白色とかで縁取りするのが普通なんだけど、私が使ったDVDオーサリングソフトはそんな効果が無かったので、非常に読み辛くなってしまった。(高級なソフトならそのへんもいじれる予感。)いっそ全部この段階で入れとくのが正解だったかもです。(でも1度入れちゃうんと安易に変更できないところがマイナス要素。)
注意!解像度の低い画面(通常のテレビ)で見ると、一回り小さい部分が表示されるので、文字を隅に配置するのはなるべく避けた方が良いみたい。
←薄暗くした部分くらいまで表示された。画面右下の文字、全然映らなかったよ…!左上も1文字分切れたし…!(;´Д`)
パソコンとかで見ると全部見えるんだけどね〜。
そうそう、結婚式の写真を撮るコツとして、人物ばかりでなく、ドレスとか料理とか花束とかカードとかそういった会場の小物類も撮っておくと喜ばれるとどこかで聞いてたので、今回いろいろ撮っといたんだけど、背景に入れたりワンクッション置くシーンに使ったりと、わりと役に立ったYO!
あと、うっかり変な顔で映っちゃった人の顔を修正したり。
半目とか、一人だけカメラガン見目線とか。←何だか凄く目立って落ち着かなかったの。
適当にチョイチョイっとね!
背景にいらないものがゴチャゴチャ映りこんでたら、スタンプツールで消しちゃったり、ぼかしツールでぼかしてスッキリさせる。

 
左が未加工の元画像、右が加工しまくり画像。
不要部分をトリミング(左と下を削除)、画像サイズ調整(実際は1024x768くらいに縮小)、トーンカーブ調整、彩度上げ、アンシャープマスクでシャープかけ、背景ぼかし、レイヤーコピー&ガウスボカシ&レイヤー透明度50%。
まあ映るのは数秒だし、映像になった時点で画質はガターンと落ちちゃうので、ここまでする必要があるかというと、ちょっと疑問なのですがっ。(^^;)

そうそう、実際のDVD画面の解像度は、横720・縦480ピクセルなんですって。パソコンの一般的な解像度が横1024・縦768だから、割と粗い。でも別に粗いと思わない不思議。ちなみにフルスペックハイビジョンは、横1920・縦1080らしい。


◆BGM用音楽を用意する

音楽選びはすごく大事!これの選択次第で、出来がぐっと違うぞ!頑張って良いの探してね〜。
使いたい音楽データがMP3とかWAVE形式でパソコン内にあればしめたもの。そのまんま使えます。

CDの曲を使いたい場合は、「CD2WAV32」(フリーのCDリッパーソフト)などを使って、WAVEファイルとしてパソコン内に取り込んで使う。
割と簡単v

ネット上で自作音楽を素材として公開されているものを利用させて頂くのも良いですね〜。
「フリー素材 MP3 MIDI」とかで検索すると、もんのすごくステキな曲がワンサカ。はあ作曲できる人ってウラヤマシイ…。
利用される際には、各サイトの利用上の注意事項を熟読くださいませv

それ以外の…MDとかカセットテープに録音されている音楽を使う場合は、音楽機器のアウトプット(ラインアウト端子やヘッドホン端子など)と、パソコンのインプット(ラインイン端子やマイク端子)をコードで繋いで、「SoundEngine Free」とかのサウンド編集ソフトを使って、パソコンにWAVE録音する。アナログ録音なので、若干の音劣化があるんだろうなあ…。わかんないけど。
そうそう、この方法だと、ネットラジオで流れる曲も録音できるよ〜。

で、今回私が使いたかった音楽は、MDに入っていたのだった!!!!
これがまたものすごくめんどくさかった!!! 以前、確かにやった事があるはずなのに!
というのも、普通にMD機器のヘッドホン端子とパソコンのマイク端子をステレオミニジャックで接続して録音できればいいのに、そうすると録音レベルが常にMAX!どこをいじってもMAX!何をしようとMAX!イコール音がバリバリ割れ割れ!
しかも、ふと気がつけば、画面上に出ている左右の音量を表わすメーターが、常に揃って同じ動きをしていらっしゃる…?
「…これはモノラルくさいぞ…!」
と思い、パソコンの説明書を引っ張り出して確認してみたら、やっぱりマイク端子はステレオじゃなくてモノラルだった…orz
ステレオじゃなきゃヤダ! ヤダヤダヤダ!
と、ひとり地団太を踏みつつ(いや実際そんなもの踏んでませんが)、他の方法を探すことに。
いろいろやってみたけど、どうにもこうにもだった。
途中でちょっとくじけそうになる。
そしてふと、「そう言えば私のパソコンは、マイク端子以外にラインイン端子が何かあったはず…?」と思い出し、同じくマニュアルで確認したら確かに専用コードで接続できる。片方がご存知「赤・白・黄」で、もう片方がミニジャックみたいな形状のやつ。
そう言えば昔それでプレステを繋いでゲーム画面を録画したわ。忘れてたわ。
その後も、そのコードがどこにあるのか探したり、差し込む場所を間違えたり、該当の録音ラインがわからなかったり、やっぱり録音レベルが必要以上に大きくて録音音量を一番小さくしても時々MAXを超えてヒヤヒヤものだったり、いろいろトラブル続きだったけど、何とか無事録音することができた。
あーーーめんどくさーーーー。

でもまあ、1度繋いでしまえば、あとはやる事が同じなので。
ここにこうしてメモしとけば、今度やる時も大丈夫でしょう!(笑)
まったく、MDはせっかくのデジタル方式なのに、そういった融通が利かない所が嫌いだ。メインで使ってるけど。
パソコンみたいに、2MD間で自由にコピーや移動ができたら超最高なのに。
(できない理由は、著作権保護の関係…)

で、取り込んだ後、「データは小さい方がいいのかしら?」と考えて、「午後のこ〜だ」(フリーのMP3エンコーダーソフト)でMP3(低圧縮)に直しといたけど、容量が小さいのと、非圧縮で音質が良いのとでは、どっちがいいのかよくわかんないッス。


◆「Windows フォトストーリー3」でスライドショーの作成

材料が揃ったところで、いよいよスライドショーを作りませう!
本当は、買ったパソコンに入っていたDVDオーサリングソフト「WinDVD Creator」でする予定だったんだけど、このソフト、どうやら「画像の一部へ向かってズームまたはズームアウト」という、私が一番したかった事ができないようなのだ!
なんでやねん!
いや、本当はできるのかも…。でも探せなかった…。たぶん無い。あるのは「画像切り替え時の効果」だけで、画像そのものに動きを付ける事はできないんだと思う。

というわけで、それができるやつを探してて、Microsoftの「Windows フォトストーリー3」に辿り着いて、早速インストール。WindowsXP正規ユーザーなら無料だよん。
このソフト、なかなか使い勝手が良いですよ〜。(他のソフトを試して無いので比べられませんですが…)

しかしこのソフトでできるのは、パソコン上で再生できるスライドショーの作成(Windows Media ビデオ (*.WMV))までで、DVD映像形式には変換してくれない。なので、別途そのためのソフト(DVDオーサリングソフト)が必要。その部分だけ、上記の「WinDVD Creator」を使う事にする。

あとコレ、文字装飾が貧弱なんだよ〜。
フォント位置は「上下左右中央」のみ。自由な位置に好きなだけ追加できれば嬉しいのに。
文字色も、たったの16色からしか選べない。
あと、やっぱり文字には縁取りが欲しい! 写真みたいなゴチャゴチャしたやつは、何色の文字にしてもどこかが見づらくなってしまう。縁取りがあるのと無いのとでは全然違うのですよ。
そして、画像にズームインすると、文字も一緒にズームインしちゃうのがニントモカントモ(笑)!固定かズームかを選べたらいいのに〜。
さらに、文字の表示方法にもエフェクトかけられたらいいな〜。フキダシ枠も用意されてたら楽しいな〜。
…って、まあそこまで言うなら有料の良いのを買えという事でしょう!
もしくはFLASHで作るとか?

後、「Windows フォトストーリー3」 を使うにあたってのちょこっとメモ。
●とりあえず画像をインポートし、とりあえずBGMを付けてみる。ちゃんと画像毎にそのタイミングのBGMが鳴るので、音楽に合わせた微調整が楽。
●動きの激しいズームイン&ズームアウトは、目が回りやすい(笑)のであまり良く無い。ゆっくりすぎるくらいで丁度良いのかも。でもついついやっちゃう(笑)
そうそう、最初は勝手にランダムでズームイン&アウト設定されるみたいなので、自分で調整しないといけない。良いような悪いような。
●画像の切り替え効果にも時間を設定できる。←終わってから気付いた私。
●画面を真っ白とかにフェードアウトさせたい所には、別途用意した(白い)画像を入れる。
●縦長の画像などで、左右に空白ができる場合は、黒色で表示される。黒以外の色が使いたい場合は、予めPhotoShopなどで背景部分を付け足して、横長の画像に作っておく。
 ←こんな感じの横長の画像を作る。
●今回フォントはあずきフォントさんちの「うずらフォント」を使わせて頂きました。丁度良くかわいい字体なんですのよー!重宝重宝!

Windows フォトストーリー3 の紹介ページを見ると、他にもいろんなテクニックがありそうなんだけど、何だか説明文が直訳っぽいぎこちない感じで、意味がわかりづらい!!(笑)
まあ今回はあまり欲張らないようにしといて、いずれじっくりと。(いずれっていつさ?)

そんなこんなで、文字入れ・画像のエフェクト・画像切り替え時のエフェクト・BGMの設定などの調整が終わり、プレビュー画面に納得がいったら、いよいよ動画の作成!
「コンピュータ上で再生するストーリーを保存します」を選んで、ファイルの名前や保存する場所を選んだら、品質は「コンピュータ用プロファイル4(1024×768)」を選びませう。
「え?「DVD作成用プロファイル-NTSC(640×480)」じゃないの?」と思ったそこのあなた。
あなたは私だ。
普通そう思うよね?だって今から作るのはDVDだもの。
で、私もそーした。
そしたら、アダルトビデオもまっさおな、ものすごいぼやけた画質最悪な動画ができあがってきた。

…ショック…!orz

PhotoShopで1画像ずつちまちまシャープかけてた私は一体何だったんだこのやろう!と思わせるようなぼやけっぷり。
いかん!これではいかん!
ということで、結構動揺しながら、とりあえず選べる中の最高画質の「コンピュータ用プロファイル4(1024×768)」を選んでみた。
そしたら、まあまあの画質で仕上がってホッとする。ただし、パソコンの性能不足で、時々表示がもたつく。
「でもこれ以上の劣化は認められない!」と強く思い、とりあえずこのファイルで何とかならないか、先へ進んでみる。(結果、これで正解だったわけだけどね!)


◆WinDVD Creator 2 で、DVDプレイヤーで作成できる映像を作る

さてさて、「*.WMV」形式の動画ファイルができあがったら、今度はDVDオーサリングソフト「WinDVD Creator 2」での作業でございます。(たぶん、高性能なソフトなら、それ1つで全部の作業ができるんだと思う。)

まずは先ほど出来上がったWMVファイルを、インポートする。
やり方はソフトによって違うので割愛しますが、適当な所でチャプター(章)分けする。今回は、「1.チャペル 2.披露宴 3.おまけ」の3つに分けた。おまけて(笑)
チャプター毎のサムネイル画像(チャプター選択する際に表示される縮小画面ね)を、好きな所で指定する。
トップメニューのデザインを、あらかじめソフト側が用意しているデザインから選ぶ。続けてチャプターメニューのデザインも選ぶ。
そしていよいよDVDへ書き込み!
…とは言っても、いきなり書き込んで失敗するのはトホホなので、最初はハードディスクに書き出してみる。
設定は、「フォーマット:DVD(高品質)」で「ビデオ規格:NTSC」で。日本で再生する場合は、PALじゃなくてNTSCで。
…あ。
…今、ディスクのボリュームラベル(DVDディスクに付けるタイトル)を入れ忘れていた事に気が付いてしまった…。
しっぱい!!!
まあいいや!

さてさて、ドキドキしながら書き出しをスタートさせると、プレビュー画面で動画がコマ送りみたいに表示されている。こうやって、1秒間30コマの画像を作成しているではないかと想像。このように動画作成するのなら、表示のモタツキは出ないはずなので、Windows フォトストーリー3で1024×768サイズで出力した事は正しかったという事に。よかった〜!
結果、そこそこ奇麗な動画ができあがりましたよ〜〜ヽ(´▽`)/ヤッター!!
映像のサイズはどうやら700MBくらいになったようです。

しかし安心するのはまだ早い。いよいよ肝心のDVD-Rへの書き込みです。
まあこちらは特に設定する項目も無くスタート。
・・・・・・・・。
(5分くらい?経過)

できた!! できあがりましたぞー!
早速取り出したディスクを、プレステ2に入れて再生してみる。

再生された!
普通に再生されたよかあちゃーーーん!!!ヽ(´▽`)/
メニュー画面もバッチリだあーーー!


しかし!
テレビがハイビジョン対応とかの高性能なものでは無い為、画面がふたまわりくらい小さく切れて表示されてしまった!(笑)
←薄暗い部分くらいまで表示された。
そっかー。もうこのテレビは時代遅れかー。トホホ。でも最期まで一緒だからねっ!(経費的な意味で)
まあパソコンで見れば問題無く表示されるし、文字も多少切れちゃってもそんなに重要じゃないので、よしと致しましょう!


◆ラベル面どうしようか悩む

さて! 無事DVDが出来上がりました!
あとはラベルとカードを作ります!
カードはワープロで作ればいいだけなので問題無いとして、問題なのはラベル。
私が持っているDVD-Rは、ホワイトプリンタブル(ラベルが白くて、プリンターで印刷できるやつ)なのですが、

DVDに印刷できるプリンターを持ってねェーーーー!

すごい無意味です。
いや、別にわざとホワイトプリンタブルのDVDを選んだわけじゃなくて、安いの買ったらそうだったの。
普段はもっぱら黒の油性ペンでタイトル書いてマス。
(余談ですが、油性ペンで書いたのって、間を置いてから見るとにじんでぼやけてる事があるので、書くならなるべく細いタイプのものがいいと思う。)

でも今回はだめじゃないですか! 何かキレイにしたいじゃないですか! せっかくのプレゼントじゃないですか! ちなみに私ってば字が下手じゃないですか! 直書きなんて冒険にも程があるじゃないですか!

というわけで、黒油性ペン以外の方法を、いろいろ模索した。

●方法1:プリンターを買い換える
今のプリンターは割と気に入っているので、2台目のつもりで、必死で安そうなの探しましたよ。でも中古を探しても、1万円をちょっと切るくらいのしかなかったのです。5,000円までなら買ったのに。
というわけで、これはボツ。

●方法2:ラベルシールを買う
これが一番楽な方法なんだけど、どうもこれ、人気が無いんですの。
ちゃんと貼らないと、ラベル面がこすれたり、剥がれたり、ディスクが反ったり、最悪ディスクの中で剥がれて詰まってドライブ分解とか、そんな話が聞こえて来るんですの。
特に、ディスクを縦にして差し込むタイプのドライブと相性が悪いとか何とか。
イヤ、「ずっと使ってるけど全然そんな事は無い」という証言もあるにはあるんですが。
しかし今回は人様に差し上げるものですので、なるべくそういったリスクは避けたいと思い、これもボツリヌス。

●方法3:ステンシルだ!!
で、思いついたのがステンシル(笑)
型をパソコンで作成して、それをちまちまとカッターで切り抜き、耐水性のインクもしくはアクリル絵の具で塗り塗りすれば、剥がれず・滲まないラベルのできあがり!
手間はかかるだろうけど、まあたまにはステンシるのも良いものだv
採用!


◆プリンターが無いならステンシルすればいいじゃない

というわけで、ステンシる為の材料を揃えます。
(そう言えば、図書館でステンシルの本をはりきって借りてきたのに、結局殆ど見なかったなあ〜(^^;))
100円均一で耐水性のスタンプ台が無いかと探したけど、やっぱり水性しか無かった。(しかし今にして思えば、ひょっとしたら「顔料系」と書いてあったような気もする。そんなら「耐水性」だったかもしれない…)
アートニック」とかいうのが丁度よかったんだけど、ここはイナカだからきっと売って無いんじゃないかな〜と勝手に判断(笑)
代わりとして考えたのは、アクリル絵の具か、ラッカースプレーなんだけど、何となくラッカースプレーの方が、プシューっと吹いてムラやダマにならず簡単なイメージがあったので、そっちにする事に。

実際はもの凄くめんどくさかったわけだが。

そんな事を知らない過去の私は、ラッカースプレーのコーナーでのものを見つけ、「おお♪白地にって映えるじゃん♪ プリンターじゃ出せない色じゃん♪ 凄くいい感じに仕上がりそうじゃん♪」と喜んでいたのだった。
スプレーの説明書きに「スチロール、ABS、硬質塩ビ、アクリルに使えます。それ以外のプラスチック、及び発砲類は使用しないでください。新しいコンクリート、モルタル、自動車の補修、玩具にも使用しないでください」とあるのを見て、「DVDは一体何でできているのか…?」と不安になるも、「まあ少量だからいいさ!きっと!」と考えたりしていた。
確かネットで調べた際にも、そのものズバリの事をやってる人はいなかったけど、クリアーラッカーを印刷ラベルのコーティング用に使っていた人がいたので、まあ大丈夫なんじゃないかと。
溶けたら溶けた時で、また別の手段を考えればいいさ〜、と。(楽観主義)

あと、カッター台を購入。カッターは、家にペン型のがあるのでOK。
別の店で、ステンシル用の台紙が偶然あるのを見つけて、順調さに小躍り。そんなの美術系の専門店にしか無いかと思ってたよ!これだから100円屋はあなどれない!
あと、もしステンシルに失敗した時の為に、ゴムのアルファベットのスタンプ部品も念の為買っといた。最終手段として、黒の顔料系スタンプ台を使って、それで適当にスタンプしようと思って。けど、使わなかったよー。
カード用の一風変わった紙も無いかと探してみたが、適度な厚みがある良いものが見つからなかったので、家にあるスケッチブックの紙を使う事にした。
私の使っているプリンター「EPSON PX-V600」は、顔料系インクなので、普通紙にもにじまず奇麗に印刷できるのだv
その代わり、写真画質とかには全く向いていない。すんごくザラザラな仕上がり。orz
人生一長一短。

さあ道具は揃った!いざステンシろうぞ!


◆ステンシル型作成への道

まずは図案の準備。ドローソフト(私は使い慣れたExpressionを使った。有名所はアドビのイラストレーターね。)で直径12cmの円を用意し、文字やイラストを配置する。
文字は、見栄えが良くて、なるべく太めのものを選ぶ…つもりが、そんな都合の良いフォントは無かった。
イラストは、ウエディング系の素材を参考にしつつ、切り抜く手間がかからないような図案で。
↓で、出来上がったのがコチラ。

デザイン的に、もっと色が付く部分が多い方が良かった気もするけど、まあこれ以上は切り込みが厳しそうだったので、このへんで。(笑)
字を奇麗に丸く配置するのが思いのほか難しかった!何か文字間隔がバラバラになっちゃうの。
しょうがないので、全部パスに変換して、1文字1文字を気に入る位置になるまで回転&移動させた。
ちなみにこのデータ、後でうっかり消してしまいましたよ…orz アホー!

図柄ができたら次はカッティング♪ いそいそと買って来たテンプレートシートを取り出してみたならば…
何かやたら硬そう!?
思ったより厚みがある。こ、これは細かい切り込みが難しそうだ…!
というわけで、それは使わない事にした。ガッカリ。
では、代わりに何を使うのか。
やはりアレでしょう。 適度に厚みがある紙と言えば…

不要になったカレンダー。
幸いにも(?)私の部屋のカレンダーはまだ2月のままでしたので(オイ)、こころおきなくそれをめくり、適度な大きさに切って、プリンターへセット&印刷。
これでやっと私の部屋も3月を迎える事ができます。(当日は4月6日。)

さて、印刷された図柄を、ペン型のカッターで切り抜いていきます。
非常に細かい作業となりますが、精神統一とかしながら。(ウソ)
早速「a」の真ん中をうっかり切り抜いてしまい、細く切ったテープで必死でくっつけたり。
切りながら「本当にスプレーでこんなに細い線が表現できるんだろうか…」と不安になってみたり。
まあ何事もやってみないとわからないので、とにかく前に突き進むしかありません。(結果、うまくいきましたけどネ!)
途中、ペン型カッターの刃先がこぼれているのを発見!ゲゲェー!
替え刃があっただろうか…?と心配しながら、そのまま作業続行。(オイ)
まあ多少カクカクした切り口でも、スプレーが和らげてくれるのではないかと。(楽観)

そうしている間に、やっとこさすべての切込みが終わりました。
 ふ〜。

しかし問題が起こりました。

羽とか、文字の一部分とかが、浮いてます…!

いえいえうすうす感づいてはいたのです。所詮カレンダーだから。きっとそうなるんじゃないかと。切り方の工夫とかもよく知らないし。
でも スプレーなら・・・スプレーならきっと何とかしてくれる。 主に風圧とかで。
そんな一縷の望みにかけつつ、いざスプレーに挑戦!


◆スプレーはロケットエンジンのごとく

さー天気も良い事だし、サクサクやるぜー!
型紙に使ったカレンダー紙の残りを下に敷き、DVDを置き、上に型紙を被せて、セロハンテープでセットします。記録面に塗料が付かないように気をつけてっと。
それとスプレーと新聞紙を持って、屋外へGO。
庭に古新聞を敷いて、型紙セットを置く。
う、天気は良いが風が結構あるので、紙類が翻る…。
ガレージとかあったらいいのになあ〜。

で、まずは傍らの新聞紙の方に試しスプレー。
ぶしゅ−−−−−−−−−−−−−−−!!
おお!け、結構勢いがあるぞな!
…しかしこれなら型紙が浮いてる所も、きっと何とかなるはず…!
一抹の不安を残しながら、えーいやっちまえ!と本番に突入。(いいかげん)
ぶしゅ−−−−−−−−−−−−−−−!!
はわわわわ! ちょっと厚塗りになりすぎたんじゃないか!?
スプレーの勢いが結構凄くて、ぼやぼやしてるとあっという間にインクがはぐれメタルのように盛り上がってしまう。
正に瞬間の勝負だ!
あと、スプレーの取り扱い上の注意に「必ずマスクや手袋をして」と書いてあるにもかかわらず、何も考えず準備もしなかった私は、左手が少し金色に輝く事となった。
久しぶりにネイルシールとか貼ってシルバー系でキメた爪が台無しなんだぜ!
ほんと、考えが足りないんだぜ!
手袋大事!
良い子のみんな、気を付けようね!
しかし手袋はもったいないので(笑)、以降は新聞紙をM型に折って、手袋代わりとした。まあ何とかOK。

で、肝心のブツは、数分放置の後、そーっと型紙から外してみたならば…

インク乾いてなかったよ!!!!!
擦れた!擦れたよ!!
ああ〜〜〜ぐちゃっとなったYO−−−!!orz


↓↓↓ 失敗例 ↓↓↓

むーざん むーざん

こうして記念すべき初DVDステンシルはぐちゃぐちゃな結果に終わったのでした。

…いやまだだッ! まだ終わってなんかいないッ!!
あきらめたらそこで試合終了なんだぜ。失敗は成功の母なんだぜ。
とりあえず美しくないDVDを自室に持ち帰り、気を落ち着ける為に抹茶チョコリングを食べる。
ふ〜…。落ち着くわ〜。
食べながら脳内反省会。
「もっと薄塗りにしなければ!そうすればきっと何とかなる!マニキュアだってそうじゃないか!」
気を取り直して第2弾。予備のDVDはまだまだいっぱいあるんだぜ!今度こそ成功させてやるんだぜ!
と、勢い込んで外に出た私が見たものは、

風に飛ばされて裏返った型紙だった…。

ああっ!なんてこったい!!
ちゃんと押さえをしてあったのだが、風圧の方が勝ったようだ。春風はきまぐれ。
慌てて拾い上げて土を払う。
よかった。殆ど汚れていない。
ああ、ガレージがあればっ! 風も土も避けられるのにっっ!
でも無いものは仕方が無いので、石などのおもりをたくさん設置するなどして対策。

そんなこんなのすったもんだの末、2度目のトライはまずまず成功となりましたv
そしてさらに2枚ほど失敗したけど、まあまあ見栄えのよさげなのを5枚作る事ができましたv
←いちばん良いやつでこんなカンジv
盤と型の間のスキマのせいで、いくらかボヤッとした感じになるんだけど、ほどほどであれば良い効果v

プレステ2で再生してみて、問題が無い事を確認。
よしっ!なんとか成功ですっ!!
(^-^)//""パチパチパチパチパチ


【得た教訓】
・カラーペイントスプレーは威力がありすぎて、DVDにステンシルするには向いていない。もっと広い範囲を塗るためのものだ。いや、熟練した人ならきっとうまくできるだろうけど。素人にはオススメできない。
・スプレーは、20〜30cmくらい離れた位置から。
・ちょっと薄いかな?と思うくらいソフトに、そしてまんべんなく2〜3回重ねるのが吉。
・スプレーだから飛び散るぞ!服装には充分注意して!できれば手袋とかも装備!

…って、どれもこれもちゃんとスプレー缶の「取り扱い上の注意」に書いてあるっつーーーの!!
「まったく人の話をきかないやつだ!」byスプレー

で、つまるところ、ステンシルするならアクリル絵の具を化粧用パフを使ってトントンするのが最適なような気がする。これなら型紙の浮き上がりも関係無いし。ホンワカした感じが出したいなら、金網&歯ブラシ攻撃も使えそう。今度やるならそれだ。うん。

そうそう、失敗して色が広がってしまったやつを、何とか修正できないものかと思い、試しにマニキュア除光液で拭いてみたら、一応拭くことができて、「おお!うまくいくじゃん!」って喜んでたら、10秒くらいの時間差攻撃で、拭いた所が「ピキピキピキピキ」と小さな音を立てて、
コーティング面が鮫肌のように盛り上がりつつ剥がれた。
き、きもーーーーい!!! ぞぞぞーーー!(;´Д`)

躊躇無くごみ箱に捨てた。


◆Wordとかでカード作成〜完成

さて、完全に乾いたものから4個105円で購入したCDスリムケースに入れていく。…しかしこのケース、安いだけあって、ちゃちい。今にもぶっ壊れそう。ちょっと失敗。
まあ買っちゃったものは仕方無い。今度から気をつけよーっと。
それに差し込むカードを作成する為に、大きさを定規で測る。縦12cm、横12.2cmくらいだった。

用紙は、印刷品質の高いプリンターを使うなら厚手の写真用紙が良いらしいんだけど、私の持っているプリンターは顔料インク系。普通紙にもクッキリ奇麗なんだけど、写真画質は望めない!
せめて風合いに特徴ある用紙で…と思ったんだけど、100円均一の店では和風なものしか見つけられなかったのでボツ。
市内にある紙専門のお店に行けばそれこそステキな紙が豊富にあるんだけど、「営業時間=私の勤務時間」なんだよなあ〜!日曜日も休みだし!とほほ! 見てるだけで楽しいので、行くの好きなんだけどなあ〜。
しょーがないので、家にあるスケッチブック紙を使うことにした。
カラー画用紙も持ってたんだけど、濃い色のものばかりで、使えそうになかった。

デザインはこんな感じ〜。(名前部分にはモザイクかけてます。)
 
         オモテ                 ウラ
ロゴのある表面をExpressionで、文字の多い裏面をWordで作成。
Excelでは正しい印刷サイズを指定できないので(5%くらい小さくなる事が多い)、こういう作業には相性が悪いっす。もちろんできない事は無いけど!
花の写真はスライドショーの最初に持って来たもので、チャペルで撮ったもの。まわりをぼんやりぼかしてありマス。
その上のロゴは、DVDラベルと同じフォントで同じ金色を意識して。しかしExpressionはワンタッチで影を作るのができないので、コピーして重ねないといけないのがめんどくさい!あと、ぼかし効果も何か不自然な気がするし…。
その辺はイラストレーターを使えば一発解決なんだけど、そっちはあんまり使い慣れていないので、時間がかかっちゃいそうで今回やめておいた。

ピンクのハートはDVDラベル用に作ったものを…と言いたい所なんだけど、同じファイルで作業していたら、いつの間にかラベル面のデータが消えていた…っ!orz
恐らく、カラのレイヤーと間違えて削除しちゃったんだと思う…(;´д`)トホホ
というわけで、似たような感じに作り直したもの。(^^;)

カードは二つ折りにした方が、より厚みが出ていい感じになるとは思ったけど、厚みのある紙を奇麗に折る自信が無かったし、内側が真っ白なのも何だかなあという気もしたので、1枚にして両面印刷することにした。
フチをギザギザになるはさみとかで切ったらいい感じかも?とも思ったけど、安っぽさがアップしそうな気もしたので、やめておいた。

というわけで、これにて完成〜!




以上、自作DVD顛末記でした〜。
みなさまも、ぜひトライしてくださいませっ!
やり方によってはチョチョイとできる予感!(私って無駄に凝り性なので…(^^;))

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