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内蔵ハードディスク交換物語


ある日、家に帰り、いつものようにmyノートパソコンの電源をオンにしたならば…


遅い!!

起動が激しく遅い!!

完全に起動し終わるまでに、10分くらいかかっている!!いつもはそんなにかからないのに!!
こいつぁーまず間違い無く、内蔵ハードディスクの劣化エラーなんだぜ!!

まあ、以前から時折「カタカタカタ…」と、かすかにあやしげな音が聞こえて来た事があって、何度かディスクチェック&自動修復をしたりしたが。それで何とかしのいでいたような感じだったが。

…しかし今度は本格的なんだぜ… いよいよ来やがったか…! ゴクリ…!

このノートパソコンは今年でもう7年目。
使い方にもよるけど、パソコンは5年経ったら中高年(1年で10歳年をとる)というイメージが私の中にある。もうそろそろいろんな所にガタが来てもおかしくないってかんじ?
特にハードディスクは消耗品だから、5年経過したらいつぶっ壊れてもおかしく無いという心構え。利用状況にもよるけど〜。
(↑しかし最近、知り合いのノートパソコンのハードディスクが2年目にしてぶっこわれててびびった。当たりが悪かったのか、何か使い方がまずかったのか…。最近はパソコンの電源が急に切れても、エラーを回避するような機能があったように思うんだけどな〜。全くハードディスクって油断がならない。)


◆まずはバックアップ

とりあえず、完全に起動が終わったところで、一も二も無くデータのバックアップを開始。
実は去年2010年6月に、日々肥大化するデジカメ保存データなどを入れていた外部ハードディスク(120GB)がぶっこわれ(経年劣化による物理エラー。うんともすんとも言わなくなった。)、何とかデータを取り出したいとデータ復旧会社汲hUECに52,500円出して無事データを救い出して貰った過去があり、
「そんだけ費用がかかるなら、外部ハードディスクをデータ用とバックアップ用の2個買って、こまめにバックアップするようにした方が簡単で安いじゃない! 2.5インチの120GBのがAmazonで1個7000円以下で買えるじゃない!! 2個買っても14000円以下で済むじゃない!!」
と、遅すぎる開眼◎◎。現在そのようにして使っている。
(あ、上記会社は、私がネットで調べられた中で、一番明朗な感じでおトクな値段設定でしたヨ〜。←単に値段が安いって意味じゃなくてね!。他のとこはもっと8万とか10万とか、それ以上の青天井状態で、最終的にかかる値段もわりと不明瞭…。何ヶ所かに電話をかけてみたんだけど、営業に力をみなぎらせてて、肝心の技術力の方がとても心配になってしまった所もあった。HPの作りも、「キャンペーン中!限定値引き!!」とかのアオリ文句が並び立ち、大変かぐわしい感じ。強引な営業手段取る所って、そうしないと客が取れないって事よね〜。リピーターが無くて、常に新規顧客獲得命なんじゃないかって印象が残っちゃう。)
ので、もし本体ハードディスクが突然ぶっこわれて新しいパソコンを購入するはめになっても、ある程度重要と思われるデータは無事残るはず。はず。…私のバックアップの設定方法が間違っていなければ…(^^;)どきどき〜!

日々のバックアップソフトは、フリーソフトの「BunBackup」を使わせて頂いておりマスm(_ _)m
フォルダ除外とか細かい設定ができるのがありがたや。
設定をしっかりしとけば、ボタンひと押しで最後までノンストップなところがうれしい。
他のバックアップソフトだと、「そろそろバックアップ終わったかしら〜」って画面を見たら、「このフォルダ消しちゃっていい!?」「なんか日付がおかしいんだけどどうする!?」とかってメッセージ出して返事待ち状態で停止してる事があってヘコー!ってなる。(←まあ私の設定の仕方に問題があるのかもですが(^^;))


◆そしてディスクのエラーチェック&自動修復

バックアップが終わったら、ディスクのエラーチェック&自動修復を実行。(ScanDisk)

WindowsXPの手順だと、
[マイコンピュータ] → Cドライブを右クリックして表示されるショートカットメニューから「プロパティ」をクリック → 「ツール」タブ → 「エラーチェック」の[チェックする]をクリック → 「ファイル システム エラーを自動的に修復する」と「不良セクタをスキャンし、回復する」の両方にチェックを入れて、[開始]クリック。
って感じね。今更XPの書いても需要無さそうだけど…(^^;)
そこで即ディスクのチェックが始まるわけじゃなくて、次に起動した時にエラーチェックが始まるので、再起動をかける。←ディスクチェックはむちゃくちゃ時間がかかるので、「寝る前に再起動してエラーチェックを開始→放置して寝る」ってのが正しいんじゃないかと思う。特にディスクにエラーがある場合は激時間がかかる。大容量のものならなおさら。今回は、覚えてないけど、たぶん5時間くらいかかった気配。以前、11時間くらいかかったものもあった(^^;)←ほんとにこれ終わるのかと不安になったが、中断するわけにもいかず、そのまま放置したら何とか終了したって感じ(笑)

で、やってみた結果、やっぱりエラー(不良セクタ)が20KBくらいあった。「わりとちょっとだけなんだな〜」と思ったんだけど、この不良セクタってやつは、一旦出ると転移するガン細胞のごとく、そのうちどんどん増えてくる。まあ当然伝染するってわけじゃなくて、そのハードディスクはお肌の曲がり角が過ぎまくってもうこれからはあちこちシミソバカスが増える一方…というイメージかしら。なんか違うか?

そして問題の起動時間は、やや改善したものの、やっぱり尋常で無い時間かかるので、もうこのハードディスクを使い続けるのは無理と判断。エラーが少しだけなら、自動修復(そこのセクタにアクセスしないようにマークする事)によって、状況が改善するんだけど。改善しなかったッス。無理ッス。


◆さて、どうするか。

しかし!新しいパソコンを買うとなると、ちょっと問題が。
それはOSが7になっちゃうってこと。
今私が使っているOSはWindowsXP。Windows7だと、今あれこれ入れて使ってるソフトの中には、7に対応してなくて使えなくなっちゃうものがある予感。たぶんわりといろいろと…。
それに今のパソコン、地味にいろんな機能が付いてて便利なんだよな〜。現状、ハードディスク以外は何も困った事は無いし。(ちょっと画面の端の色があやしくなってきたけど(^^;))
新しいパソコンに、XPへのダウングレードサービスがある場合があるけど、わざわざ追加料金払ってまで、この先サポートが切れる(一部のエディションは2014年4月8日までらしい)OSを使い続けるってのもちょっと…。

とりあえず、メーカー修理だといくらかかるか確認するのに、東芝へ電話。
その返答は、

「サポート期間が2011年4月に終了しましたので、修理できませ〜ん」

ヘコー!!ε=\_○ノ

ま、まあ予想はしてたけんだどね!!(問い合わせしたのは2011年7月のこと。)
電化製品というのは、製造終了後、何年かは修理部品を保持しなくてはいけないという決まり(通商産業省の通達)があるらしい。

●教えて!goo「何年に渡ってメーカーは修理部品を管理しているの?」
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6514977.html

そして東芝のパソコンは、「製品発表後から7年」なんですって! そうか東芝のパソコンは製品発表と同時に製造終了するって事だねふむふむ!
まあそう言ったわけで、規定の年数が経過した電化製品は、もう存在が無かった事にして忘れてしまってもいいってわけだ!(違)



一生面倒見てくれYAーーー!!!n(゚ロ゚)


(そう言えば以前別のパソコンで、7年経過の半年前に、既に「修理部品が無い」と断られた事があるんですよねー東芝さんよォ!!)

皆さん!!電化製品は(ものにもより年数が違いますが)最長9年経ったら修理不能になって使えなくなって、壊れたら捨てるしかなくなりますよ!!購入する時は、その年数しかもたないものと考えて予算を組みましょーねチクショーめ!!(オイ)
(昔は、物が壊れたら修理をして、1つのものを大切に使い続けてたのになあ…。嗚呼消費社会。)
(修理期限終わる前に、1回メンテに出すって手もあるとか無いとか…。まあかかる費用によるよね。)


というわけで、メーカー修理はできない事が判明。
まあたぶん、仮にできたとしても、メーカー修理だと5万とかかかっちゃうだろうから、頼まなかっただろうけど(^^;) もうちょい出したら新しくて活きのいいパソコンが買えるよ…。

そして、メーカーに見放されたという事は…

このパソコン、自分で勝手にいじっても、もう怒る人も困る人もいないって事よねーーー!!d(´▽`)


◆ハードディスクを交換する方向でいろいろ準備

というわけで、ネットでいろいろ調べてて目に付いた、「内蔵ハードディスクの交換」ってヤツを、勉強がてら試してみる事に! そんなに難しい事無いように書いてあるけど、どうだろうか。ドキドキ!

なんと最近は、ハードディスクを丸ごとコピー(クローン)できるソフトが、交換ハードディスクについてくるらしい!!アラ便利〜!!(←BUFFALOのハードディスクね。他は調べて無いざます。)
これなら面倒なソフトのインストールとか、データのコピー作業なんかが全く不要! 今のままの環境が継続して使えるぞ!! これは嬉しい!!

このクローンコピーソフト、フリーでもあるみたいだけど(EASEUS Disk Copy)、英語のソフトだから敬遠(´▽`;)。日本語化もできるみたいだけど、どうせハードディスクを買うんだから、それに付いてるやつの方が、面倒くさくなくていい。

まずはBUFFALOのサイトの、「パソコン対応検索」の自動検索を使って、自分のパソコンにどのハードディスクを付ける事ができるのかを検索。自動検索だとパパッと出てアラ便利〜。ちょっと感動。
古いパソコンだと、大容量のHDは付ける事ができなかったりするので、こういうのはとても助かる。実際私のパソコンに内臓できるのは、120GBが上限だったみたい。知らずに240GBとか買ってたら損するところだったわ。

で、付けるHDが決まったら、バックアップ取る時の仮住まい用に、本体とUSB接続できる外付け用ケースを探す。
ハードディスクが「BUFFALO HD-NH120/M」で、12,961円
ケースが「玄人志向 2.5インチ」で、680円。
どちらもAmazonで購入。安いぞ〜。送料無料だぞ〜。ウレシ〜!
(てゆうか、近所の電気屋にはケース売って無かった…。イナカゆえに…。)

数日後、ニヤリと笑ったAmazonダンボールが届いて、ワクテカしながら開けて、ケースにハードディスクをセット!!

って、

入らんがなーーーー!!!!!?

(((゚ロ゚;)))三(((;゚ロ゚)))


明らかにコレ接続端子の形状が違うぞ!!!!!????
え??なぜ??なぜなんだ!!?ハードディスクの接続端子はIDESATAの2種類がある事は調査済みだ!!ちゃんとATAの方を買ったのに、なぜ違うんだ!!?

慌てふためきながら調べてみたら、私のパソコン用の端子はUATA(Ultra ATA)。
やっぱATAだから合ってるじゃん!!!



と思ったら。



UATAって、
IDE

なん
です
って






_/乙(、ン、)_



UATAとIDEなんて、

全然呼び名違います

やーーーーーん!!!

(((゚ロ゚;)))



1文字も合って無いですやーーーーーん!!!
SATA(シリアルATA)の方が、IDEよりUATAと文字の見た目が似てますやーーーーーん!!!
チクショーーー夕日なんて大っきらいだバカヤローーー!!
ヤロー!!ロー!(←エコー)

というわけで、いつ壊れて読み込み不能になるかわからないハードディスクを抱えたまま、泣く泣くIDE用のケースを買い直す事に…。_/乙(、ン、)_
何か知らないメーカーの、790円のやつ…。_/乙(、ン、)_


不要となったSATA用ケースは、あまりの悔しさに、即日ハードオフに売りに行った。
680円の、1回開封して手にとっただけのものが、200円で売れた。_/乙(、ン、)_ ワーイヨカッタナア〜(棒読み)
でもAmazonに返品とか、オークション出品とかだと、もっと返金率低いのよね…。ていうかほぼ赤字。いろいろ考えてはみたんだけど…。
あーくやしい!あーーーくやしい!!Ψ(`皿´)Ψ

てきとうな図にすると↓こんな感じ…

名前 UATA SATA
名前2 Ultra ATA
IDE
Serial ATA
メモ 昔の主流
接続端子が横にでかい
ケーブルは帯状
最近の主流
←より端子小さい
ケーブル細い

参考にしたWEBページが、UATAと書いていたのが混乱の元だった…。IDEの方が一般的ならそう書いてくれたら間違わずに済んだやもしれぬのに…。 Amazonのカテゴリーも「SATA」と「IDE」なんだよね…。
あ、バッファローはSATAとUATAだわ…。
まぎらわしいジャローーー!!!

で、後日、正しいケースが届いたので仕切り直し。
ちょ(笑)説明書英語で全然わけわからん(笑)(笑)(笑) そしてかなり作りが安っぽい(笑)(笑)(笑)
でもまあ、入れて蓋閉めればいいだけだから、何とかなるだとといじってて、何とかなった。たぶん。ちと不安。


◆ハードディスクのクローンを作成

ではいざUSB接続!えいグサッ!
…何か、動作音がでかいような?…ケースへの入れ方がマズかったりしないだろうかドキドキ…。
とりあえず何かエラーが表示されるまでは、どんどん前へ進む。考えるんじゃない!感じるんだ!!

無事ドライブが認識されたので、HDの添付CDから、ハードディスククローン用のソフトを本体の方にインストール。
ソフトが5種類くらい付いてて、いったいどれをインストールして実行すればいいのか?説明書としばらくにらめっこ。結果、次の2つのソフトをインストすれば良かった。

●Acronis True Image LE ←今のハードディスクの内容を、セクタ単位で別のハードディスクにコピー。インストールとかファイルコピーとかしなくていいいから楽チン〜(*´▽`*)♪
●Acronis PartitionExpert LE ←上の作業をすると、おニュウのHDの容量が120GBあっても、今までのHD容量80GBしか使えない状態になっちゃうので、120GB全部使えるようにパーテーションを変更する。パーテーション変更って中のデータ全部消えちゃうもんだと思ってたけど(昔は確かそうだった)、便利な世の中になったもんじゃあ〜。

ソフト自体の使い方も、結構わかりづらかった。もちろん私が不慣れな為だけど、そんなに度々使うソフトじゃないよね〜。用語もよくわからないのあったし。おっかなびっくり進めていく。まあ最悪ファイル単位のバックアップは取ってあるし、適当適当〜。

さあ準備はOK、いざクローンコピー開始!
そのまま放置して、3時間くらい?かかって、クローン作成完了!
そしてパーテーションを120GBに変更!
たぶんこれで準備OKなはず!たぶん!


◆ハードディスクを入れ替える

さー次は、いよいよ内蔵HDの物理的な入れ替え作業だ!!

ノートパソコンの電源を切り、バッテリーも外して、テーブルの金属部分に触れておいてから、いざパソコンのそれっぽいフタのネジを外す。

あったあった。これこれ。HDDって書いてあるわ。

さて、何だかスッポリ納まってるけど、これどうやって外すんだろう??
見えてるネジを外して、ちょっと上へ引っ張ってみるけど、明らかに端子部分に抵抗が。うーんどうやるんだろ?
当然の事ながら、内蔵ハードディスクのはずし方なんて、説明書には載っていない。外されたら困るからだろうなあ〜。
本体のネジをあっちこっちいっぱい外してみたりしたけど、結局、HDを手前に引っ張ってスポッと端子部分を外したら、そのまま枠ごと上に外せるという事が判明(^^;) ザ★無駄骨←得意技

後で知った事なんだけど、ハードディスクってのはパソコンの部品の中でも故障しやすい所なので、サポートの人も交換しやすいよう、簡単に取り外せるように作ってあるとか何とか。そう言われてみれば、なるほどね〜。



ケースとハードディスク本体を留めてるネジを外したら、スライドさせてHD本体を取り出せる。


これを、さきほど作成した新しいクローンディスクと交換してっと。
うーん、この銀色のカバーはそのまま再利用してもいいんだよね…?
あと、新しいHDには何かシールとその説明書きが付いてたけど、私の場合は貼ればいいのかどうかがよくわからない。念の為貼っておいたが、ひょっとして厚さで熱が篭って故障したらイヤだなあ〜と、やや不安。(今の所大丈夫なので、結果オーライだったんだろうけど…。)

そして、パソコン本体にセット! 結構固めで、ピンとか折れてしまわないかドキドキした。

フタのネジもきっちり締めてから、机の上に残されたネジ2本を発見…(゚ロ゚;)
これは…ケースとHDをとめるネジじゃわ…。
…。
再びハードディスクを取り出して締め直しました orz

さて、気を取り直してドキドキしながら電源オン!!
いきなりビープ音が鳴り響いたり、無反応だったり、煙ふいたりしないか、結構ドキドキだった。

起動音、異常ナシ!
画面表示、異常ナシ!
やった!!普通に動いた!!!ちゃんと起動できた!!!ヽ(´▽`)/
普通ってステキー!!!普通が一番!!!ヽ(´▽`)/


かくして、MYパソちゃんは、めでたく以前のように起動できるようになったのだった!
前よりやや起動早くなったような気も!?(読み書き速度が上がったからかな?)
容量も増えたし、めでたしめでたし!!

これであと5年はもつぞー!!ヽ(´▽`)/

…しかし今、画面の端が、古びた写真のように、白く欠けてきてる所が数箇所ある。
あと、たぶんCPUの冷却ファンが、時々何かひっかかるような不穏な音を立てて来る時がある。
年が年だからね…あちこち不具合が出てきてもやむなし。
がんばれ!超がんばって、ちょっとでも長生きしておくれー!!!

●まとめ
次の条件にあてまはまる場合、内蔵ハードディスク交換がいいんじゃないかな!私が思うに!
・パソコンを使い始めてから5年は経過しているが、10年は経過していない。
・今のパソコンのハードウェアに不満な所が無い。←USB接続の調子が悪いとか、キーボードのキーが取れてるとか、画面が暗くなってきたとか、CDの読み取りがわるいとか。
・OSが変わっちゃうのは困る。
・ハードディスクにちまちま不良セクタが出はじめた。

それ以外なら、最近はネットで安いの売ってるし、思い切って新調した方がよさそう〜。私が思うに!

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